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その一心で ページ25
朝から体の調子が変だった。
でも、熱を計ってしまうともっと具合が悪くなりそうで体調と向き合うことから目を逸らして出勤した。
するとついにお昼頃、視界がゆらゆらしてコピー機の前で立ちすくんでしまった。
〈Aさん、?大丈夫?顔色が悪いみたいだけど…〉
「すいません、大丈夫です笑」
〈最近毎日会社残って仕事してるんだって?〉
「いや、ほんの少しですよ笑」
いい作品を作りたい。
成功させたい。
その一心だった。
【お袋から煮物貰ったから、今日仕事終わったら家に届けに行く】
2時間前に太輔からメッセージが来ていたことに今気づいた。
夕方になるとみんなは帰る支度を始め、私は朦朧としながらも、パソコンやペンの手を止めることなく走らせていた。
やがて警備員さんが来て〈そろそろ閉めますよ〉とオフィスに入ってきて時計を見ると、もう12時を過ぎていた。
終電ギリギリでようやく家が見えた…と思った。
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年12月10日 10時