検索窓
今日:5 hit、昨日:11 hit、合計:41,583 hit

#2. ページ2

『ども〜、しじりです。
今日はフリーホラーやってくで、いやぁ苦手やねんなぁ…』


朝っぱらからなんでPC画面に向かって話さなアカンのか。
何年も同じことしてると、その疑問も消えていく。

録画する為、投稿する為、自己満。

ただそれだけ。


はっはー、と笑うが顔はほぼ無の状態に近い。
どうせ顔は見えてへんし。元から顔に出るタイプでもあんまり無かったし。
楽しい時だけは別やねんけどな。


せやから多分、これも向いてんねやろなって実感する。


『っはー…、もう3時間撮ってんで
一旦やめるか。後半はまた別の日あげようと思うわ〜』


そのまま録画を切った。
短時間で出来るって聞いたはずやのに騙された。
かなり長い。けど、それ以上に面白いから許す。


編集はまた別の日でも。
今日はストックしてたやつでも投稿しようかな、と。



時間指定は面倒くさく、あげれる時間にポンポンあげていくのが俺。
流石に朝方はあげへんけど、夕方18時頃から。


まだ時間はあるしええか、とスマホゲームを起動した時。


レトさんから電話が来た


『もしもし』

「もしもし、しじりくん。
今から実写動画撮るんだけど、来てくれへん?」

『あー実写…俺はええけど…どこ?』

「俺ん家。いつでもいいから来てね〜」

『はーい』


珍しい。実写なんて。
2人でするんかなぁ、いやうっしーとか居そう…なんて思いながら、財布とスマホ、鍵を持って家を出た。

歩きが面倒臭いから車で。

エレベーターを降りて駐車場に停めてある車に乗り込んだ。
カードゲームでもするんかなぁ、なんて呑気に考えながら車を発進させる。

レトさんの家はここから数十分走った先。
そこそこ近いような遠いような。

一駅分はあるかな、と。


途中、コンビニに立ち寄って唐揚げ棒を1本購入。


運転終わったら食べよう、と残しておき、走っているともう目の前にはレトさんの家

客用の駐車場に車を停めて、唐揚げ棒を手に持ちながら外に出た。
部屋に入るまでには食べ終わらな、なんて思いながら部屋番号を押す。


「何食ってんの」

『唐揚げ棒。美味いで』

「美味しそうだけども。開けるから入ってきてね〜」


レトさんの言葉に返事をして、俺は中へと入った。
エレベーターが来る前には急いで食べ終わり、すました顔で乗り込む。
誰もおらへんのに。


ボタンを押した階でエレベーターは止まり、角部屋の部屋へ歩を進める。
扉を開けて中へ入ると3つの靴が。


…あいつも居んのかい。

#3.→←#1プロフ.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (80 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
303人がお気に入り
設定タグ:男主 , TOP4
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るるるs - この小説読んでると楽しい!更新待ってます! (2021年7月2日 14時) (レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:何某 x他1人 | 作成日時:2021年6月23日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。