【 躑躅森盧笙 】 あ が り 症 の 担 任 に 【 男主 】

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『2年になったぁ！！』

「おめでとう…よかった…」

『…これからもよろしゅう』

「うん…うん、」

今日から2年生
母さんは嬉しそうに泣いていた
俺も嬉しいよ。

制服に着替え、俺は学校に。
母さんから貰った弁当を鞄に入れ、そのまま車で

クラスは変わらんかった。
俺らのクラスだけ

やからまた皆と一緒に居れる

＿＿＿＿＿＿



＿＿＿＿

『…』

「真城淹くん」

『あ…ん？』

「そんなぼーっとしてどないしたん？」

昼休み、弁当を食べていれば同じクラスの子が話しかけてきた

『いや…ぼーっとしとった？』

「めっちゃしてたで、10分近く」

『…あれ、そんな長く…？』

いつの間にかぼーっとしてたらしい
俺飯食ってる気分やってんけどな…食べてへんかったんか…
…俺どないしたんやろ。
なんか最近ほんまにおかしいな

「…やっぱ…」

『…んふふ、俺そろそろやばいかも』

「そっ…んな事言ったらあかんよ、ほんまにやばなるって。
ちゃんと前見て！ビシッとしなあかん…！」

『…せやな、うん…よっし、一緒に弁当食べへん？』

「ごめん食べた」

『なんっっでっ…』

そんな会話を交わしてその子は別の場所に行った
おかしい理由は自分では大体分かってんねんけどな。

このクラスの人達も知ってる
転校してきて、その時にはもう伝えられてたから。

俺はまた黙々と弁当を食べ始める

数十分もしたらすぐに食べ終わった
それでもまだ足りひんで、購買に買いに行く

今のうちに食べれるもんは食べて…
ほんで…
…な。

『…いった…』

急に左胸が痛くなる
押さえてなんとか耐えた

あー…結構早めに来るんやな

『…きっつ…』

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