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「Aちゃーん」
「なぁなぁ、無視しんといて」
「一緒に遊ばへん？俺の家結構金持ちやねん」
「好きなもん買うたるで！」
「何が欲しい？なぁAちゃん」
朝からしつこかった
今日は簓がおらへん。風邪引いたんやって
せやから俺は学校で1人
簓以外基本仲良うないし。
「…俺Aちゃんのこと大好きなんやで？」
「Aーちゃーん」
『やかましいねん…！！』
限界やった
後ろからものを言われ、静かになりたいのに全く静かにならへん
ストレスが溜まる一方
俺は相手に手を出した
拳を作りそのままどついてしまった
相手は鼻血が垂れて、呆然と俺を見ていた
「…あーあ、俺に手ぇ出しちゃった」
『…なんやねん…』
「俺の家お金持ちで結構権力持ってんねん
…お前を排除することも容易い事なんやで」
『…知らへんわ、お前がストーカー紛いな事するからやろ』
ニヤニヤと笑いながらそいつは教室から出ていった
普段大人しい俺が手を出したことに周りの奴も黙り込んで俺を見ている
なんで俺がこんな目に合わなあかんねん
俺ただ楽しく高校で過ごしたかっただけやのに
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
「A！！」
家に帰れば母親が走って俺の元に来る
「手を出したってほんま！？あの子政治家の息子で…！！」
『…俺は悪くあらへんねん』
「手を出した方が負けやって何回も言ってるやん…！！」
『俺が理由も無しに手ぇ出すわけ無いやん…！』
俺がそう言うと母親は黙って「そうやんな…」なんて小さく頷いた
その後、俺は携帯を母親に見せた
あいつからのメッセージに電話
1日100件以上の電話
200件以上のメッセージ
「…だから元気もなかったんやね…」
『…うん』
「学校の方に明日来いって呼び出されてるから…一緒に行こか」
『せやな』
「…政治家の息子がストーカー行為を…しかも男にしてたらあの一家は終わりやなぁ…」
母親はそんなことを悪い笑みで呟いた
俺は郵便が来ていないか見てみる事に
外に出てポストを開けた
『…うわ』
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錐餌八戸 - ほほぉ？委員長腐女子かあい？ (2019年10月29日 21時) (
レス) id: 4c2bbdb596 (このIDを非表示/違反報告)
トムラ(プロフ) - 凄く面白いです。作者様めっちゃ文才ありますね…羨ましいです。委員長と夢主君の絡みが特に好きだったりしますw (2019年10月29日 15時) (レス) id: 6a3772bd13 (このIDを非表示/違反報告)
待つポックリ - はじめから読ませて頂きました。この小説を読んでいる心が落ち着きます。私は恋愛、友情でどちらかと言うと恋愛(BL)のほうが好きなのですがこの小説を読んで友情系もいいな、と思いました。文章力のあってとても読みやすいです。更新頑張ってください。 (2019年10月23日 22時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
樂-らく-(プロフ) - とても面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2019年10月18日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2019年10月18日 7時
