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『俺とお前って基本常に一緒やん』
「せやな」
『なんでお前だけ肌白いん』
夏休みも後半に差し掛かった頃。
今日は俺の家で寛いでいた
基本外に遊びに行っていたから気分転換ということで俺の家に。
海にプール、川、買い物に映画、俺の家族と簓の家族でキャンプもして、バーベキュー、花火もした。
基本夏休みにやれることは全てやったような気がする
俺は日に日に肌が褐色に。
簓はというと真っ白
初日から全く変わってへん
「…そりゃあ焼けへんようにしとるから」
『女子かよ』
「ええやん別にぃ、…そう言うAは焼けすぎやで」
『やかましいわ、好きでやけてる訳やない』
勝手に焼けてく。別に痛くならへんし皮むけへんからええねんけどな
くっきり水着の跡も着いたし、半袖だったから腕も途中から真っ白になってる
めっちゃダサい
『俺お前になりたい〜』
「肌だけやろ」
『あたり前だのクラッカー』
「はぁ…」
簓はため息をついて呆れたように笑った
こいつに呆れられるって相当なんやな。やめてくれ、そんな顔で俺を見んといてくれ
『…てか俺スイカ食べたい！取ってくる！』
「急やな！」
冷蔵庫に簓と俺用、として切ってくれているのを思い出した
急いで取りに行き、新聞を持って戻ってくる
テーブルに新聞をひいて、その上にスイカの乗った皿を置いた
ラップを取り、大きい方を手に取る
『簓も食べてええで』
「食べるけど…従兄弟に対しても遠慮っちゅうもんが無いんやな」
『従兄弟やからええねん。早いもん勝ちやで』
簓も大きい方が食べたかったのか少し不貞腐れながらも残ったスイカを食べ始めた
大きいと言ってもほんの数センチ
たったそれだけで譲る譲らへんの言い合い
「塩ある？」
『ちゃぁんと持ってきたで、褒めたげて』
「ん、A偉いで」
『せやろ、俺偉いねん』
自分のに塩をかけ、相手のにもかけた。
このスイカ当たりやな。めっちゃ甘い
そのまま食べ進め、あっという間にスイカは無くなった
暑さも吹き飛んだし簓とお話でもしてあげますか。
「洗面所借りるで〜」
『ちゃんと返してな』
「いつか返すわ」
なんてあまり意味の分からへん言葉を交わし、簓を見送る。
おしぼり持ってきててんけどなぁ
まぁええか。
俺はそれで手を拭いて、ベッドに横になった
簓がさっきまで乗ってたからまだ温かい
『……冷たないやん…』
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錐餌八戸 - ほほぉ？委員長腐女子かあい？ (2019年10月29日 21時) (
レス) id: 4c2bbdb596 (このIDを非表示/違反報告)
トムラ(プロフ) - 凄く面白いです。作者様めっちゃ文才ありますね…羨ましいです。委員長と夢主君の絡みが特に好きだったりしますw (2019年10月29日 15時) (レス) id: 6a3772bd13 (このIDを非表示/違反報告)
待つポックリ - はじめから読ませて頂きました。この小説を読んでいる心が落ち着きます。私は恋愛、友情でどちらかと言うと恋愛(BL)のほうが好きなのですがこの小説を読んで友情系もいいな、と思いました。文章力のあってとても読みやすいです。更新頑張ってください。 (2019年10月23日 22時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
樂-らく-(プロフ) - とても面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2019年10月18日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2019年10月18日 7時
