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『めっちゃお菓子持ってきたんやな』
「持って来いって言ったのAやからな!」
「いおちゃん早く行こーみんな集まったで」
「早く行ってお菓子パーティーやな!」
「ええやん、でもそうAを急かすなや」
「どんな家なんかなぁ…」
「Aって綺麗な格好してるからええ家なんちゃう?」
みんな公園に集まり、それぞれ会話をしていた
残念やがロボロ、全くええ家ちゃう。ボロいし汚いで
リビングだけな
家に向かっていた時も、皆は後ろで楽しそうに話していた
俺の隣にはエミさんを連れて。
エミさんは楽しそうに植物や虫について話していた
偶に歴史の事も、世界史のことも話してくる。俺全く分からへん
そんな会話をしていればあっという間に家に着いた
あぁ、嫌や。外見からもみんなに見せたくない
ここの1番右の部屋に住んでいて、2階建てだ。上は俺の部屋。少し狭いけど
『ただいま』
「お邪魔しまーす!!」
「お邪魔しますー!A部屋どこ!?」
「結構普通な家やなぁ」
「お前の想像が少し行き過ぎただけやで大先生」
「おお…Aくんの家や…」
なんて皆同時に行ってくる
一応、お菓子を回収。
皿にお菓子を乗せて俺はあとから持っていった
『はい、お菓子。かなりの量やなぁ』
「なぁなぁ、Aのお母さんなにしてるん?」
「仕事に決まってるやろ」
トントンの優しさが、今日は俺に突き刺さる
仕事なんかしてへん
…否定なんかもできないため、俺は意味の無い嘘をつく
『…せやで。仕事してんねん』
俺のその言葉と同時に、下から響いてきた音
なにかを投げた音
俺はそれに聞き覚えがある
ゲーム機のコントローラーを思いっきり壁に投げつけた感じやな…
「あ゙ーくそっ!!!!!」
お母さんの怒鳴り声も聞こえる
丁度、その時部屋は静まり返っていた
嫌や。聞かれたくないもん聞かれた
「…めっちゃ怒ってるやん」
「俺らがうるさかったんちゃう?」
「仕事の邪魔してんねやろ」
「ほんまかぁ?じゃあ最初のあの投げた音はなんやねん」
「…なんやろな」
「…Aくん困ってるやん」
皆が色々と考察を立てる中、エミさんがそうやって皆を止めてくれた
『……勝手に人のお母さん考察したらあかんで。ほら、ゲーム機1つしかないから…交代でやろ』
「…せやな、すまんな」
『そんなしんみりせんといて。1番スコアが高い人が勝ちやで』
「当たり前やん」
そんな会話を交わし、まずはゾムから。
このゲーム難しいんだよな…
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うんちっち - おえおえあああああああヴぁああああああいいいヴぇええええええ゚(゚´Д`゚)゚涙がああああ (2019年10月15日 22時) (レス) id: 60f12b0c07 (このIDを非表示/違反報告)
何某(プロフ) - 餡バラードさん» ほんとにそれな (2019年10月14日 23時) (レス) id: 68c9bd79b0 (このIDを非表示/違反報告)
餡バラード(プロフ) - クラスの男子は怒られて、どうぞ (2019年10月14日 23時) (レス) id: b00f335520 (このIDを非表示/違反報告)
何某(プロフ) - ここの人達優しすぎて泣きそうです…、台風に気をつけてください…!! (2019年10月13日 13時) (レス) id: 68c9bd79b0 (このIDを非表示/違反報告)
すい - 夜中の2時に読んで泣いてました() 僕もこんな友達が欲しかった!w (2019年10月13日 1時) (レス) id: 9e64178d6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:何某 | 作成日時:2019年10月1日 5時