第五十二話*ねこふとん* ページ4
朝食を食べ終わって、お皿を片付ける。
お皿洗いは朝食の変わりと言っては何だが、私が片付けるのを買って出た。
にしてもギーラ様の料理、美味しかったなぁ……。
それに、話してくれた話も面白かった。それに、私の知らないギーラ様の事が知れて嬉しかった。
今思えば、前フワリと浮いたような感じになった時、私は多分反転世界に行っていたのかもしれない。
「行ってみたい……!」
あの時は外を見れなかったから見てみたい。と言う好奇心がわいてくる。
何子供みたいな事言っているんだろう……。
そうも思うが、やはり行ってみたい。
リビングに戻って、ギーラ様に言ってみる事にした。
「ギーラ様」
「どうかしましたか?」
「反転世界に、行ってみたいです!」
そう言うと、え?と言った表情になる。
やはり駄目だろうか。
いや、だけど行ってみたいモノは行ってみたい。
前に聞いた話だと、この世界を裏から支えている世界。と聞いた事がある。
そう言えば、聞いた日にどうしても行ってみたくて、一日中湖を眺めていたりしたこともあったな……今となっては懐かしい思い出だ。
それはそうと、
「だ、駄目ですか……?」
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作者名:シュラン&*ねこふとん* x他2人 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年1月12日 18時