【ポケモン】ポケモンの私と、人間の貴方と *second* 【名前固定】 (ページ14)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:3,560 hit

第六十二話ねこふとんページ14

※ニャスパーside

はじめまして、ぼくはニャーです。
ちょっとまえに、くしなださまに、ひろわれて、なまえも、もらいました。

くしなださまは、ぎーらさまにあうと、すっごくキラキラします。

でも、さいきんは、ジムがいそがしくて、ぎーらさまに、あえてません。
くしなださまは、さみしそうで、ぼくもさみしいです。
それに、ちょっとだけ、かおいろがよくないきがします。

だから、きょうはミーといっしょに、ぎーらさまのところに、いってきます。

『ミー、こっちだよね』

『え？ニャー、あっちじゃないの？』

いつもはくしなださまに、だっこしてもらってるけど、ぎーらさまのおうちは、けっこうとおいみたい。
まわりをみて、ぼくもミーも、きょとんきょとん。

まちをでたとおもったら、もりまでいくのにひとくろう。
いつもは、ごはんをつくってくれるじかんでも、まだまだもりにはつかないみたい。

『ニャー、わたし、つかれたぁ』

『ぼくも……でも、ぎーらさまをよんできたら、くしなださまは、げんきになるから、がんばろう』

『うぅ～……』

『ほら、いこう』

ぼくも、くしなださまみたいに、ミーをだっことかしたいけど、ぼくは、あんまりちからがなくて、まだできません。

ミーのてをギュッてにぎって、やっとついたもりのなかをすすみます。

いつもは、くしなださまとか、じゅかいんさんがいるか、こわくないけど、きょうはちょっとこわいです。

そんなとき、ミーがきのねっこにつまずいて、ころんでしまいました。

あわてておこすと、ミーのめには、なみだがいっぱいたまってました。

『うぅ～……こわいよ～……』

『だいじょうぶ、ぼくがいるよ、だからなかないで』

『うう、ひっ……ぐすっ……』

ミーのなみだをふいても、ミーはなきやんでくれません。
ボロボロないてるミーをみると、ぼくもなきたくなってきます。

『ミィー、なかないで、ぼくも、なきたくなっちゃうよ……』

なみだはこらえても、ドンドンでてきて、こわくて、さびしくて…………もう、おうちにかえりたい……そうもおもってしまいました。

ぼくもなきだしそうになったとき、うえから、こえがきこえました。

「おや、あなた達は……」

かおをあげると、そこには、ぎーらさまがいて、ぼくたちは、ギュッとだきつきました。

─☆─☆─☆─☆─
鳴き声が「にゃー」の方が♂のニャーで、「みー」の方が♀のミーです(笑)
名前はクシナダがつけました。