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明け方、寒さで目を覚ますと
「ふっか、？」
隣で苦しそうに眉間に皺を寄せ眠っている彼が。
どんな夢なんだろう。何に苦しんでいるんだろうか。
ふっかはどこか自分のことになると一線を引いているように感じる。
踏み込んではいけないような、絶対に踏み込ませないような分厚い壁を感じる。
何故だかそんな彼の重荷を半分私が背負えればと思ってしまう。
「ふっか、夢の中までそんな顔しなくていんだよ、」
そう声をかけ
そっと彼の頬に手を伸ばしてみる。
すると彼の表情が少し柔らかくなり、
深「りか、、」
そう呟いた。
りかさん、
きっと翔太の言っていたふっかの幼馴染。
あのキーホルダーもりかさんからのプレゼントか何かなんだろう。
一生忘れられないって翔太は言っていたけど、2人の間に何があったのか、
私には関係ないのにどうしても気になってしまう。
そんなことを考えていると眠気なんてどこかへいってしまった。
机には放置されたゲーム機やらお菓子の袋。
掃除でもしようかなとベッドを出ようとすると、
「え、」
隣で眠っていたはずのふっかが弱々しく私の腕を掴んだ。
「起こした？」
深「んーん、」
布団から顔を出さないふっか。
少しだけ出ているブラウンの髪を優しく撫でてみる。
「まだ眠かったら寝てて、机掃除してくるから」
すると布団から顔を出し、
深「まだ隣いて欲しい。」
「わ、」
ベッドから出かけた体はふっかによって元通りに。
さっきの夢のせい？
ずっと辛そうだよ、
ねぇ、貴方は何を抱えているの？
「ふっか、」
深「ん〜？」
ふっかの手をぎゅっと握り私の想いを伝える。
「私はふっかの隣からはいなくならないよ。」
この気持ちが恋なのかは正直わからない。
大介に対する気持ちとは違う。
でも
深「、、っ」
「絶対、何があっても隣にいる。」
この気持ちに嘘はない。
だから彼の目をしっかりと見つめ精一杯伝える。
「1人じゃ抱えきれなくなったらさ、少しでいいから、私にも背負わせてよ、」
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月乃(プロフ) - 綾音さんさん» お返事ありがとうございます！パート4に突入致しました。そちらでもどうぞよろしくお願い致します🙇！ (2023年3月6日 2時) (
レス) id: c428a46953 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - mhygkjV6さん» 初めまして。コメントありがとうございます！切ない恋物語が一つのテーマなので、泣いて頂けたとは嬉しい限りです。頂いたコメントを励みに今後も更新してまいりますのでよろしくお願いいたします！ (2023年3月6日 2時) (レス) @page50 id: c428a46953 (このIDを非表示/違反報告)
mhygkjV6(プロフ) - 初めまして。あまりのお話の面白さに一気読みしてしまった者です。主人公に感情移入しすぎて泣きながら読ませていただきました恥 とても続きが気になる作品!ぜひとも、続きを書いていただけること楽しみにしています! (2023年3月3日 17時) (レス) id: 78da2c283b (このIDを非表示/違反報告)
綾音さん(プロフ) - わー！早速の更新、本当にありがとうございます！！！いくらでも待ってますので、月乃様のペースで続けていただけたら嬉しいです☺️☺️楽しみにしてます！ (2023年2月28日 1時) (レス) @page48 id: 234acb1ed5 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 綾音さんさん» 初めまして！コメントありがとうございます。最近、お話の続きがなかなか思い浮かばず、行き詰まっていたのですが、綾音様のコメントを読み、また頑張ろうと思います。ご期待に添えるかは不安ですが、更新してきますのでこれからもよろしくお願い致します！ (2023年2月28日 0時) (レス) id: 53a40f882c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月乃 | 作成日時：2022年8月15日 16時
