【まふまふ】不審者系彼氏。【歌い手】

2話 ページ3

担任「シスコン………そうなのか、わかった。変な心配してすまん」


若干引いてるけど本当は彼氏ですから！！引かないで！！まふくんごめんよ！！


『じゃあ、兄が待ってるので失礼します。』


急ぎ足で校門へ向かうと、案の定まふくんが待っていた。


mf「あ、やっときた！早く帰ろ」


『うん！ごめんね、担任に呼び出しくらってた』


mf「なんかあったの？」


『いつも一緒に歩いてる人は誰なのか、って。シスコンな兄の設定にしちゃった』


mf「なんか嫌だ‪w」


『仕方ないのーごめんね』


シスコンな兄、と聞いて変な顔をしたまふくんについ笑ってしまう。


mf「そういえば…ん？あれ誰？」


まふくんの指差す方向を見ると、こっちに駆け足で走ってくる…………担任。
やばい。ピンチだ！！


『担任…！シスコンな兄の設定頼んだよ！』


mf「え！？わかんないけどわかった！」


どっちだよ、と心の中でツッコミを入れる。


担任「黒咲、横の方がお兄さん？」


『あ、はい。兄です』


mf「あ、初めまして……妹がお世話になってます」


担任「少し心配になってしまって…僕も心配性なもので、すみません…」


mf「いえ、大丈夫ですよ。妹を心配していただけるなら全然です」


すると、担任が少しだけ言いづらいような顔をしてまふくんの方をじっと見た。


担任「失礼ですが、どうしてそんな格好をなされているのですか…？」


mf「あー、これですか。…実は僕、バンドのボーカルをしておりまして…プライバシー保護(？)のためにしてます」


『先生、この後少し用事があるので失礼します。まfんんっ、お兄ちゃん帰るよ』


ぺこっと頭を下げて、まふくんの手を取り急ぎ足で帰路に着く。

それを追うようにまふくんも走ってきた。


心配されるのは嬉しいけどこんなに探られるのは嫌だから。。

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