第３６話 臓器と血縁者 ページ40
六道骸side
なぜマミアがこんな目に遭ったのか……
事情を知っていそうな娘を救急車に乗せて手術が終わるのを待った
___シュー
暫くして扉は静かな音をたて、その中からマミアがでてきた
しかしその体には沢山の傷痕……
あんな状態で大丈夫でしょうか…?
僕は嫌な予感がしてきた
?「マミア!!」
この娘…マミアという本名を知っている……
何故でしょう?
……こんなことを考えていても仕方ないですね。ここは聞きましょう
骸「すみません。あなたはマミアと知り合いなのですか?」
?「え………?」
骸「ああ、僕は六道骸です。あなたの名前を教えてもらっても?」
?「あ、はい…。私は凪…です……。えっと、マミアとは今日、公園で知り合いました…」
そうだったのですか…
骸「マミアはあなたを信用しましたか?」
凪「え?…………あ………」
骸「マミアは何と言っていましたか?」
凪「え、えっと………
『凪なら信じられるって、あたしの直感がそう言っているのよ!』
………そう、言っていました」
そんなことを……
まあマミアの言うことなら間違いはないでしょうが………
そんなことを話していると、病院で働いている看護士と医者が僕達にギリギリ聞こえる声の大きさで言った
……本人達は聞こえないと思っているのでしょうね
けれど凪はともかく僕達三人は実験をさせられてきました。それぐらいの話し声なら聞こえますよ
看護士「…どうやらあの子、肉親がいないらしいんですよ。それに右目と内蔵の幾つかがもうダメと…」
医者「ああ……同じ血液型の血縁者の臓器を移植すれば助かるかもしれないが………肉親がいないのではもう……」
………やはり、大人は醜い生き物だ
骸「僕は少しここで寝ます。………マミアの精神世界に行ってきますね」
犬「!…分かったびょん」
千種「マミアのこと…頼みます、骸様」
千種の言葉に頷き、手術室の近くにあった椅子に座って夢の世界へと意識を飛ばした
(音に会いに行く霧)
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楯山アヤメ(プロフ) - ラティスさん» 出来ちゃいましたよ！１日２話更新できるように頑張りますね！ (2015年9月23日 12時) (
レス) id: 456f4657ad (このIDを非表示/違反報告)
ラティス - へー、むくr………ナッポーが告白出来たんですねー。 あ、更新期待してますのでー。 (2015年9月23日 11時) (レス) id: e78a0cf56b (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 城覇さん» おお！そんな惚れちゃわないでくださいよｗｗｗでも嬉しいです。ありがとうございます！ (2015年9月22日 19時) (レス) id: 456f4657ad (このIDを非表示/違反報告)
城覇 - 初めまして！この作品とても面白いですね！惚れちゃいますｗｗｗ更新頑張ってください！応援してます！ (2015年9月22日 19時) (レス) id: edf118dbe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楯山アヤメ | 作成日時：2015年8月1日 21時
