第３４話 凪と猫 ページ38
『ここら辺で一番近い公園って……』
あった。しかも目の前に←
『…………知らなかったわ……』
こんな近くにあったのに知らなかったなんて…
何でかしら?
『ま、こんなこと考えてても仕方ないわね』
あたしは考えるのをやめて公園を見渡した
そしてベンチに座っている一人の少女とその子の太股の上に乗っている黒猫
なにあの子…………
超可愛い!!←
やだ!話しかけちゃおう!←
『ねえ!』
あたしが彼女に呼び掛けるとその子は肩を小さく震わせてあたしの方を見てきた
……パッチリとした大きな紫色の目に濃いめの紫色の髪…………
いい!←
『あたしはマミア!宜しくね!』
?「わ、私は…"凪"……えっと、宜しくね、マミア……」
『…………可愛い……』←
凪「え…?」
『凪ってすごく可愛いわね!←
あ、言い方悪いけど……あなた、家族と上手くいってないでしょ?』
凪「…………うん……」
『あたしの家族、親いないの』
凪「え……」
『あたしは目の前で親を殺されて……他の三人は知らないけど、もしかしたら親の顔も知らないかもしれない
あたし達はそんな環境で育ったの』
凪「…何で、そんな辛いことを私に……?」
……何ででしょうね
『あたしも分からない。でも凪なら信じられるって、あたしの直感が言ったのよ!』
凪「私なんかを信じても……意味、ないよ…」
『そんなことない!凪はあたし達と似ているもの………骸ちゃん達似ているなら絶対信じられるわ!』
凪「そう、なんだ………
……………………私、マミアの力になりたい………マミアを、守れるようになりたい!」
凪も!?
『それはどうして?』
凪「可哀想とか……クズとか、そんなことは思ってなんかない……。でも、過去の話をするときのマミア、すごく辛そうだったから………」
…………凪は心が綺麗なのね
それなのにあたしはそんな子を裏の世界へ連れていこうとしている…………あたしの心は醜いわね
凪「……マミア…?どうしたの?」
『え?ああ、何でもないわ…あっ!』
凪「あ……」
凪の太股から降りて向かったのは道路
凪「だめ………だめ………!」
『凪!?』
凪が猫を追いかけて抱き上げた
このままじゃ凪が轢かれる!
あたしは猫を抱えた凪を突き飛ばして
車に跳ねられた
(可愛い子好きの音と必要とされた未来の霧)
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楯山アヤメ(プロフ) - ラティスさん» 出来ちゃいましたよ！１日２話更新できるように頑張りますね！ (2015年9月23日 12時) (
レス) id: 456f4657ad (このIDを非表示/違反報告)
ラティス - へー、むくr………ナッポーが告白出来たんですねー。 あ、更新期待してますのでー。 (2015年9月23日 11時) (レス) id: e78a0cf56b (このIDを非表示/違反報告)
楯山アヤメ(プロフ) - 城覇さん» おお！そんな惚れちゃわないでくださいよｗｗｗでも嬉しいです。ありがとうございます！ (2015年9月22日 19時) (レス) id: 456f4657ad (このIDを非表示/違反報告)
城覇 - 初めまして！この作品とても面白いですね！惚れちゃいますｗｗｗ更新頑張ってください！応援してます！ (2015年9月22日 19時) (レス) id: edf118dbe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楯山アヤメ | 作成日時：2015年8月1日 21時
