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ひゅうがから水を受け取った時
ひ「A、熱ない?」
『へ?』
ひ「お前熱すぎ。絶対熱ある。」
さすがひゅうが。高校時代から生理が酷い時に看病してくれてただけある。めざとい。
ひ「毎回生理重い時、熱出るじゃん。それだよ。
ぼんー、体温計ってある?」
『いや、計って熱あったとき辛すぎる計りたくないー』
ぼ「あるよ待ってて」
や「熱あるの?」
ひ「子供みたいなこと言ってるわ。計れ。
とりあえず薬飲みな。」
こうなったひゅうがは、ママに仕込まれた通りに私を看病する。
言われた通りに薬を飲んで、体温を計る。
ひ「ほら見ろ38度もあるじゃん。」
『違うよ37.9じゃん。』
ひ「あほか変わんねえわ。とりあえずベッド行くぞ。」
ひゅうががお姫様だっこして寝室に連れて行ってくれる。
なんだかうまく動かないし、今日の動画もみんな気を使ってくれるし、頭ガンガンするし、情けない気持ちになって、ひゅうがにしがみつく。
ゆた「うわ、どした」
ひ「A、熱もあるから寝かせるわ。今ゆうまとあっちゃん編集してんだよな?ゆうた昨日も編集やってて悪いんだけど、俺のところちょっと変わってくんねえ?」
ゆた「それは全然いいんだけど、大丈夫か?」
『大丈夫』
ひ「こいつが大丈夫大丈夫言う時は大丈夫じゃねぇ。」
バレてるぅう。
ひゅうがには隠せないな、と思いながらしがみつく力を強めた。
寝室まで運んでもらって布団を掛けられる。
『ありがとう、ちょっと寝かせてもらうね。』
ひ「うん、水と薬枕元置いとくからな。しんどかったらすぐ呼べよ?声出なかったらラインしろ。携帯も取ってくるから。」
『至れに尽くせりだ』
ひ「なんでもしてやるよ(笑)
ちょっと編集してくるわ。しばらくしたらまた様子見に来るな。」
頭をポンポンして部屋を出て行くひゅうが。
しばらく寝室入るなってみんなに言っとくから、といいながら電気を消してくれた。
体が熱くて意識もホワホワしてる。
みんな編集してるのに、やまともぼんも今度の案件の会議してるのに、裏方のみんなは企画の買い出し行ってるのに
何で私の体は動かないんだ、生理だってこんな重くなんなくていいじゃん、なについでみたいに熱まで出てんだよ、みんなだって寝たいのに寝室ジャックしやがってこの野郎
熱特有のネガティブが頭の中でグルグル回ってる
考えたってしょうがないんだから、さっさと動けるようにしないと。
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ひかち(プロフ) - めめさんのお話めちゃくちゃ好きです♡︎ᵎᵎᵎ更新楽しみにしてます❇︎ (2022年2月8日 1時) (レス) @page9 id: 54d28e1412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めめ | 作成日時:2022年1月21日 21時