コムドット！！！！！！【2】

寝言 ページ8

_hyuga




Aを寝かせて買い物に出る。

薬局で痛み止めと食べれそうな物を買う。あと常温のポカリも。
治った時に食べられるように甘いものも。編集部隊に差し入れも忘れずに。

今日のあの感じだと、ネガティブモード入ってるだろうなーと思いながら事務所に戻る。

こればっかりは痛みもわかってあげられないのが悔しい。
でも母ちゃんに、こうゆう時の看病の仕方は教わってる。

痛み止めを飲ませて痛みを和らげてあげろ
体が冷えるともっと痛くなるから温めろ
Aは酷いと熱も出るから、熱が出たら気が弱っちゃうから側に居ろ
吐いちゃうこともあるからエチケット袋も用意しろ
吐いちゃうけどカロリー取らないと余計しんどいから、カロリーのあるゼリーとか用意しろ
なるべく暖かい飲み物で水分補給は忘れずに

母ちゃんありがとう、Aの看病がんばるぜ。


事務所に着いて編集部屋をのぞく。
あっちゃんがヨギボーで編集してて、ゆうまとゆうたが机に向かってる。


ひ「ゆうた悪ぃな。」

ゆた「全然。Aどお？」

あ「大丈夫？」

ひ「熱もあるからしんどいだろうけど、長くても明日には治ると思うよ。」

ゆた「そっか、病院とか行かなくていいレベル？」

ひ「とりあえずは。あんま長引くようなら連れて行くわ。」

ゆま「辛いだろうね。Aの事だからみんなに悪いとか思ってそう。」

ゆた「絶対思ってるわ。任せたひゅうが。」

ひ「おう」


編集部隊に差し入れを渡して寝室に向かう途中、オンラインで会議してるやまとと目が合う。
大丈夫？って口パクで聞かれて、オッケーサインで返す。

起こさないようにそーっと寝室に入る。


『、、ひゅーが？』

ひ「わり、起こした？」

『んーん、寝てなかったから』

ひ「寝れねえ？」

『寝たり、起きたり、してる』


だいぶしんどそうだな。
ゆっくり瞬きしてて、顔もほてってる。
おでこに手を当てたら、さっきより熱くなってる。


ひ「ゼリー飲みな。パウチのだから。体起こせる？カロリー取らないと。」

『う、ん。ごめんね、』


体を起こそうとするAを支える。
パウチを開けてAに渡すとゆっくり受け取って、ゆっくり食べてる。
とりあえずは大丈夫そうだな。食べながら半分寝てるな。


ひ「もたれて良いから。体制しんどくないか？」


こくりと頷くA。可哀想すぎる。

体熱いし息も荒いな、と思ってたらAが口を開いた。





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