補習授業【危険】

＊＊ ページ17

：









なんだかんだで

かれこれ1時間弱 。









「 ああ … なるほど 〜 」

慶『 うん 、そういう事 (笑) 』









慶『 これで終了！お疲れさま！ 』

「 小山先生 、ありがとうございました 」

慶『 いえいえ 。楽しかったよ (笑) 』









元はと言えば


私が授業を聞いてなかったから
いけなかったんだけど 。









・









・









「 もう帰りますね 」

慶『 … あっ 、待って 』

「 どうかしたんですか？ 」









そのまま黙り込んでしまった先生 。









・









「 … 小山先生 ？」









慶『 …これから 毎日ここ来て 』

「 …え 。」

慶『 授業が分かっても 分からなくても来て 』

「 いやあの 、」

慶『 意味 、分かる ？ 』

「 全然 分からない 、です… 」









嘘 。まさかとは思うけど 、そんなことあるの？


先生 、嘘でしょ ？

いつもみたいに天然炸裂しただけだよね ？









確信したんだ 。




先生と目が合って名前呼ばれただけでも
何故か 無駄に緊張したり

先生の言動 いちいち覚えてたり 、とか 。









それは好きってこと 。









・









慶『 好きです 。Aさんのこと 。』









返事の前に


先生に思いきり 抱きついた 。









「 私もです 」









その途端



先生は優しく 、私を抱き締めた 。









fin

4時限→←＊＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す