私は彼氏を煽りたい【鬼滅の刃】

煽りたい．6 ページ6

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『ぜんいつ〜』


｢何、どうしたの…って、髪濡れてるよ？｣




お風呂から上がって善逸の部屋へ一直線

無一郎くんの教えを早速やってみる




だけどどうだろう、何故こうなったのだろうか



善逸がママみたいになってる(白目)

なんで私は善逸に髪を拭いて貰ってるのだろうか、これじゃ私仕事押し付けた人みたいになってるじゃん



ここはさ、もうちょっとキュンキュンポイントじゃないの？？？

え？水も滴るいい女()な私の姿見てドキッとする所じゃないの？？？


それともなんだって？私にはそんな色気がないって？？？自分で言ってて悲しくなるわクソ




｢てかさ、突然どうしたの？なんか用あった？｣


『んーん、ただ善逸に早く会いたくて』





これも無一郎くんが教えてくれたテク

私よりそういうの知ってるんじゃ…？やっぱアイツシラ切ってるな(確信)




｢そっ、か…。でも風邪ひいたらアレだし、早く部屋戻りなよ？｣


『…う、ん』





あ"ぁぁぁクソ！！なんて言えば良かったんだこんちくしょう！！

世の美女達よ、こういう場面はなんて返したらいいの！？！？



もう分かんねー！！！なんか雰囲気が恥ずかしいから帰りますええそうしますね！！(早すぎる)




『わ、私、帰るね。なんかごめんね、突然』


｢うん、いいよ。明日も頑張ろうね｣




…失敗…？

はぁ、どうやったらいいんだろう、煽るとか誘うとか、何やったらいいんだ…？



そんな事を考えながら歩いていたせいで、特に何も無いところでつまづいてしまった




『うぉっ』


｢っと…あぶなっ｣





女を捨てた声をあげて、そこまで可愛くない転び方(どんな転び方)で転んだ所、善逸が腰に腕をまいて助けてくれた

あっぶね、地面とファーストキスする所だったぜ




『ありがとう、ぜんい、つ…』





ここまで来て気付いた、近くね？

距離が近い


あと数ミリでキスできるんじゃと思うくらいに近い




これは神様がくれた私へのプレゼント？悪戯？

どっちにしろチャンスだ、頑張れ私(自己暗示)





『あ、ぁの、…えーと…』


｢あっ、ごめ、ごめんね近かったよねぇえええええ｣


『えっ、あ、そ、そうじゃなくて…』




どうして思ったことが出てこない！

キスして下さい、それだけだろ！！！！



私は覚悟を決めて口を開けた

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