遊獣浮男ボーイ【Colon】

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『あ…………』






いつもの駅



いつもと変わらないはず、



なのに…








こ｢終電過ぎちゃったの？｣



『はい…そうみたいです…』







終電逃しちゃった…


どうしよう、この辺はタクシー少ないし



私がうんぬん頭を捻らせていると、待っていましたと言わんばかりにころんさんは顔を上げる






こ｢なら朝まで付き合うよ｣








『は…？』






朝まで付き合う？

どういうこと？




頭の中は大混乱

私はそっち方面に疎い訳でもないし、かといって経験がある訳でもない


いやいや、でもただ単に良心で家に上がらせてくれる…とかかもしれないし




思っていることが顔に出ていたのか、ころんさんは可笑しそうに笑う







こ｢ふはっ…！大丈夫、するなら合意の上でするから｣



『え、あの、そういう訳じゃ…！！』






それもそれで恥ずかしい

なんてこと言うんだこの人は


なんだ、イケメンが言うと変態チックに聞こえないぞ。この変態め









だけど、何故か私は








『い、行きます…』


こ｢ふふ、じゃあ着いてきて｣








“YES”




その答えしか頭になかった

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