ツンデレ女 隆弘side ページ42
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隆｢……さっむ…、｣
真冬にマフラーもしないで外に出たことを後悔しながら、スタジオに入った。
ドラマの撮影場所に向かっていると、その途中でAと末吉さんに会った。
秀｢あれ、西島さん。｣
隆｢こんばんは。｣
秀｢どうしたんですか？こんな時間に…。｣
隆｢Aと食事でも行こうかと思って。｣
｢え？｣
驚いたようなAの手をとると、末吉さんににこりと笑いかけた。
隆｢じゃ、Aのことお借りします。｣
秀｢え！？｣
今度は末吉さんの驚く声を背に、俺はAの手を引いてスタジオを出た。
｢ちょっ…、急に何？｣
外に出たところで、Aが俺の手を引いて止まった。
隆｢１話の放送が終わったら、食事するって決めてたんだ。｣
｢え？｣
隆｢仕事の話だってしたいし。｣
｢仕事…、あぁ、うん。｣
隆｢それに…、もう1回、ちゃんとお前のこと知りたかったし。｣
俺がそう言えば、Aの顔が見るからに赤くなっていって。
隆｢あ、赤くなるなよ…！こっちが恥ずかしいだろ。｣
｢あ、赤くなってないし！
っじ、自意識過剰にも程があるわよ！｣
震える声でそう言って視線を
隆｢あ、おい！｣
慌てて追いかければ、さっきよりもずっと赤いAの耳が目に入る。
隆｢…ｯ……もしかしてお前…、ツンデレってやつ？｣
｢はｯ………！？｣
隆｢ﾌﾟｯ…、絶対そうだろ！｣
あからさまに動揺したAの姿に思わず吹き出してそう言えば、思いっきりスネを蹴られた。
｢調子に乗んないで。｣
隆｢…すいません……。｣
俺が痛みに耐えながらそう言えば、Aは軽く睨みをきかせてまたつかつかと歩き出した。
隆｢ちょっ、まっ……、｣
スネを抑えながらとてつもなくダサい姿でAを追いかけると、Aが勝ち誇ったように口端を釣り上げた。
｢高級焼肉。あんたの奢りね。｣
隆｢はっ！？お前の方が稼いでんだろ。｣
｢何よ。あんたが誘ってきたんでしょ？｣
隆｢いや、せめて割り勘……｣
｢却下。｣
速攻で否定されて、結局俺はAに引きずられるように焼肉店に入った。
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琴羽(プロフ) - ふみさん» はい！早く書けるように頑張ります！ (2018年8月15日 20時) (
レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続編楽しみです！ (2018年8月15日 19時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
琴羽(プロフ) - 由希さん» 課題頑張ります笑 できるだけ早く続編書けるといいんですが…… (2018年8月15日 19時) (レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 続編楽しみにしてます。課題頑張ってください! (2018年8月15日 18時) (レス) id: ec5f86864e (このIDを非表示/違反報告)
琴羽(プロフ) - ゆなさん» いえいえ！大丈夫です笑 楽しんでいただけてるみたいで良かったです。更新頑張ります！ (2018年8月9日 18時) (レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴羽
| 作成日時：2018年7月15日 10時
