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「だって、ボクさ…Aちゃんのこと好きだから…離れるの嫌で……」
「ひゅ…」
ボロボロと泣きながら訴えてくる内容に酷く驚いた。だって夢にまで見たことなんだよ
でも
「うぁ…ごめ、ごめんなさっ…わたしも、すきだよ…でもコウキくんにはもっといい人いるから…ごめんなさい…わたしより…」
これでいいの。お友達のままで、美しい思い出のままでいて。きっとこれ以上の関係になってしまえば、いつ壊れるかも分からない恐怖に怯えるだろうから。
「どうして…ボクのこと好きって言ってくれたのに…」
「だって…もし恋人になったら…もしコウキくんのわたしに対する好きが冷めちゃったら…もう会えないの…」
「だから、ごめんなさい…お友達のままで、いてほしい」
ごめんなさい
「……そんな」
ごめんなさい
「ボクの好きが、そんな簡単に崩れるようなものじゃないのに」
……？
「いいよ、Aちゃんが分かるまで教えてあげる！ボクがどれだけAちゃんのこと愛してるかさ…！」
真っ黒に染まっていた瞳には狂気が滲み出ている
「へ…」
掴まれていた手首により強い力が入って痛い。更にグイグイと引っ張られる
「いた…いたい…」
「ごめん、でも仕方ないから」
どこへ向かうのかは分からない。
けれど、やはりわたしの思い描くような素敵な初恋は叶わないんだと。
それだけは分かった
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君はいっつも静かに笑ってたよね
その笑顔が好きだったよ
いつその笑顔をボクだけに向けてくれるかって
ずっと思ってた
初恋は歪むんだ。相手を想えば想うほど
もしここで諦めて君を失うぐらいなら
無理矢理にでも分からせて
君に嫌われてから失いたい
どうせ壊れるのなら
ボクの手で壊すんだ
この想いを。
どこかのだれかのせいでAちゃんの一番じゃなれなくなるのなら
"お友達"なんて肩書きはいらない
君の中の
「自分に乱暴した酷いやつ」
になって、一生嫌われたまま、君の記憶として
存在していたい
微かに残る期待を信じながら
君に最後の想い出をプレゼントするよ。
さようなら、ボクの初恋。
さようなら、君の愛した偽物のボク。
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ももすけ(プロフ) - 民尾さん(スピネルしか勝たん)さん» ありがとうございます！スピネル了解です！ (4月7日 7時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - イツキくん好きのひなさん» コメントありがとうございます！了解です！ (4月7日 7時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
民尾さん(スピネルしか勝たん) - 初コメ失礼します! ももすけ様のこの小説めちゃめちゃ最高です😍👍💕推しのヤンデレトレーナーに愛されるだなんて(^q^)あ、あの!リクエストしてもいいですか?キャラは推しのスピネル様に閉じ込められて愛されるお話をお願いします🙏 (4月7日 1時) (レス) id: a18697d656 (このIDを非表示/違反報告)
イツキくん好きのひな - またイツキくんお願いします！ (4月6日 21時) (レス) id: 3ac03fead7 (このIDを非表示/違反報告)
もか - ももすけさん» ありがとうございます！楽しみにお待ちしております。 (3月24日 15時) (レス) id: a217f7e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももすけ | 作成日時：2024年1月13日 3時
