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「……どこへ行く予定なの？」
「まだ決めてはないかな…でも思い切ってガラル地方まで行こうと思ってる」
どこか真剣な面持ちのコウキくんは会話を終わらせてくれない。
「じゃあさ、ボクもついて行っていい？Aちゃんが嫌ならいいんだけど…」
斜め上の反応に変な声が出た。
だって、コウキくんから離れようとするためなのに、コウキくんが着いていきたいって
「えっとね、ほら、ボクも知らない土地やポケモンに興味があるんだ。」
どうしよう。断らないといけないはずなのに。断わりたくない
わかってる、わかってるよ。両思いじゃないって。単なる興味だって
「……ごめんね、一人で行かないといけないの。」
「そっ……か、うん、分かった」
ああ…コウキくんから笑顔を奪ってしまった。違うの、恋なんてしてなければ、好きになんてならなければ
コウキくんのそばにいれたのに。
「バイバイ…わたしもう行くね。準備しなきゃだから」
中々目に合わせることができないまま別れを告げる、これでいいんだ。
「待って」
後ろを向き帰ろうとした瞬間、小さな一言と共に片方の手首が掴まれた。
「どうしても一人で行かなくちゃ行けないの？ごめん、どうしても諦めきれない」
「は…」
どうしたんだろう。いつもは断りを入れたらすぐ「わかった」と身を引いてくれるのに
「おねがい。理由だけでもいいから」
真っ直ぐ見つめられ少し怯む。どうしよう、これ以上嘘つけないよ
「……わたしね」
「わたしね、しばらくコウキくんと距離を…置きたい。一人の時間が欲しい」
うん、嘘は言っていない
コウキくんはそれを聞くやいなや瞳を真っ黒にして、呼吸を早めた
「えっ…ねぇボクAちゃんが嫌がるようなことしたかな……？だとしたら謝らせてよ…！」
「あっいや、コウキくんは悪くないの！一度知らないところに行ってリフレッシュしたいというか…なんというか…」
まずい、伝え方を間違ってしまった。コウキくんはなにも悪くないの。悪いのはわたしだから
「Aちゃんのジャマしないって約束する。だから一緒に連れて行って…」
どうして、どうしてそこまで着いていこうとしているんだろう
別に一緒に行かなくっても、一人で行けばいいのに
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ももすけ(プロフ) - 民尾さん(スピネルしか勝たん)さん» ありがとうございます！スピネル了解です！ (4月7日 7時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - イツキくん好きのひなさん» コメントありがとうございます！了解です！ (4月7日 7時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
民尾さん(スピネルしか勝たん) - 初コメ失礼します! ももすけ様のこの小説めちゃめちゃ最高です😍👍💕推しのヤンデレトレーナーに愛されるだなんて(^q^)あ、あの!リクエストしてもいいですか?キャラは推しのスピネル様に閉じ込められて愛されるお話をお願いします🙏 (4月7日 1時) (レス) id: a18697d656 (このIDを非表示/違反報告)
イツキくん好きのひな - またイツキくんお願いします！ (4月6日 21時) (レス) id: 3ac03fead7 (このIDを非表示/違反報告)
もか - ももすけさん» ありがとうございます！楽しみにお待ちしております。 (3月24日 15時) (レス) id: a217f7e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももすけ | 作成日時：2024年1月13日 3時
