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「それにね、ミロカロスだって生まれたときから美しいというわけではないんだよ」
「えっでも」
横で静かに佇むミロカロスへ視線を送る。何度見ても美しいという言葉しかでないほどの美貌なのに…
「君はヒンバスと言うポケモンを聞いたことがあるかい？そのポケモンはね、世界一醜いと言われる程なんだ」
「けれどもヒンバスはとても生命力が強い、ひたすら生き抜き、傷付くんだ」
「うるうぉるる」
「そして苦痛を通り越したとき、ヒンバスはミロカロスへと進化する」
チクチクと時計の針の音しか聞こえない。
「ま、簡単に言えばね、傷付いてきた者こそ美しくなれるんだよ」
手の包容から解かれた瞬間、忙しない心臓が酷く落ち着いた。
それになんだか重りも取れた気がする…
「ミロカロス…」
「くるうぉ！」
そっか、君もわたしと同じだった時期があったんだね
「えへへ…なんだか気が少し楽になりました」
「それは良かったよ。全ての人にとって完璧でなくてもいいんだ。」
「…そう、完璧でなくていい。大切な人と共に暮らせればそれでいいんだから」
そんな甘い言葉で溺れさせられては、二度と抜け出せない底なし沼にハマったようではないか。
けれど、わたしを受け入れてくれるんだ。ミクリさんは
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近所でボヤ騒ぎがあったらしい。ジージーと耳障りな音とともに焦げ臭い臭いが室内にまで侵入してきた
見に行ってみれば、お隣の少女の家が燃えていた。火に包まれ原型などどこにもない。
その炎を暫く眺めていると、突然野次馬が騒ぎだした。
なんだなんだと視線をやれば、救助隊員によって抱えられた…おそらくあの家の少女だろう。
その姿はあまりに痛々しかった。顔の皮膚は爛れ髪は焦げており、人間とは信じたくもない様子…
けれどもその姿に目が離せなかった
あんな状態になってまででも生きようとしているらしい。心音を聞き取ったであろう隊員が大急ぎで少女を搬送していった
……なんて素晴らしいんだろう！！ワンダフル！！
醜い姿なってもなお生きようとする生命力！
これが美しいと言うのだろうね、命が最も輝いている瞬間だ！
少女の火傷跡を撫でるたび幸せになる
君は一番美しい命の証を宿しているんだよ。何物にも代え難いそれを。
二度と会えない逸材だ、絶対に手放しにはしたくない
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ももすけ(プロフ) - 民尾さん(スピネルしか勝たん)さん» ありがとうございます！スピネル了解です！ (4月7日 7時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - イツキくん好きのひなさん» コメントありがとうございます！了解です！ (4月7日 7時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
民尾さん(スピネルしか勝たん) - 初コメ失礼します! ももすけ様のこの小説めちゃめちゃ最高です😍👍💕推しのヤンデレトレーナーに愛されるだなんて(^q^)あ、あの!リクエストしてもいいですか?キャラは推しのスピネル様に閉じ込められて愛されるお話をお願いします🙏 (4月7日 1時) (レス) id: a18697d656 (このIDを非表示/違反報告)
イツキくん好きのひな - またイツキくんお願いします！ (4月6日 21時) (レス) id: 3ac03fead7 (このIDを非表示/違反報告)
もか - ももすけさん» ありがとうございます！楽しみにお待ちしております。 (3月24日 15時) (レス) id: a217f7e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももすけ | 作成日時：2024年1月13日 3時
