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暫くの夢見心地。どこからかやってくる寒気に邪魔されてしまう。
なんだなんだと体を起こせば、髪からカピカピとした嫌な感触がした。
ああマズイ。液体が固まってしまったんだ
髪どころか体中カピカピ。早くお風呂にでも入りたいな
そんな事を考えていると、ふと小さな冷たい物体がぼくの手にくっついてきた
「あ……」
ぼくの手に当たったソレ。少し前までは意思を持って動いていたソレ。
もはやもぬけの殻となってしまったAちゃん。
先程の温もりなどとっくに消えていると分かった時、冷や汗がぶわぶわと全身から溢れ出してきた
「そっ、そんな…ああ、自業自得だよね…」
自分は今、最低な事をしていたんだとようやく気付く
一瞬の絶頂のためにこれからの些細な喜びを捨ててしまったんだ。ぼくの手で、ぼくの意思で
何度名前を呼ぼうとも、あの蹴鞠を蹴った時の様な声なんか溢れなかった。
「お願い、ごめんね…許しておくれ…お願い、お願いから…」
あああ、Aちゃんの魂が感じ取れない。どうして、どうして成仏なんてできるの
だって君はいきなり殺されたんだよ？ぼくに罵詈雑言を浴びせ、ぼくの首を強く握りしめてもいいのに
お願い、ぼくに憑いてよ。そして呪い殺してよ
なんで…なんで…
『マツバになら殺されてもいいよ』
ひし、と嫌な言葉が聞こえてきた。そこにいるの
「ねぇ、君はぼくが憎くないの？どうして成仏なんか…」
震える唇を必死に動かしている中、一瞬でAちゃんの考えが分かった
ぼくが望んでいたこと、全部知ってたんだ。だから成仏したんだね。ぼくの事が大嫌いで、恨めしいから成仏したんだね
『絶対に死なないでね。死ぬなんて馬鹿げたこと、自覚があるならやらないもんね？』
Aちゃんがぼくを呪い殺せば、ぼくの思惑通りになってしまうんだ
ぼくに、Aちゃんがいない世界で生きろと言っているんだね
ゲタゲタとゴーストポケモンたちが笑っている。まるで祭のようだ
いっそのこと、この液体で溺れ死ねればどれだけ良かっただろう。
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ももすけ(プロフ) - 民尾さん(スピネルしか勝たん)さん» ありがとうございます！スピネル了解です！ (4月7日 7時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - イツキくん好きのひなさん» コメントありがとうございます！了解です！ (4月7日 7時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
民尾さん(スピネルしか勝たん) - 初コメ失礼します! ももすけ様のこの小説めちゃめちゃ最高です😍👍💕推しのヤンデレトレーナーに愛されるだなんて(^q^)あ、あの!リクエストしてもいいですか?キャラは推しのスピネル様に閉じ込められて愛されるお話をお願いします🙏 (4月7日 1時) (レス) id: a18697d656 (このIDを非表示/違反報告)
イツキくん好きのひな - またイツキくんお願いします！ (4月6日 21時) (レス) id: 3ac03fead7 (このIDを非表示/違反報告)
もか - ももすけさん» ありがとうございます！楽しみにお待ちしております。 (3月24日 15時) (レス) id: a217f7e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももすけ | 作成日時：2024年1月13日 3時
