ネモ ページ42
ツヤツヤとした褐色肌と、その上を踊るかのように存在しているそばかす
そしてどんな宝物よりも輝いて見える瞳は、僅かに揺れながらわたしの姿を映すのだ。
片方にだけ添えられた長めのグローブは散々使い込まれたのか、小さな傷が目立っている
「ねぇネモ、わたしとの勝負楽しい？」
隣に座り、夜空に舞い咲く花火を見つめるネモへ一つ声を掛けた
「ん？もちろん楽しいよ！ふふ、どうしたの急に？」
先程まで花火に釘付けになっていた視線がこちらへ向けられる
心地よい夜風に吹かれなびいている黒髪はとても美しい。
「……ちょっと心配になっただけだよ。ずっとネモとの勝負に負けっぱなしだったから…」
今は楽しい時間なはずなのに。変な話題を振ってしまい湿気が広がった気がする
「あはは、Aはね順調に実ってきてるよ！」
まるでわたしをなだめるかのように包まれた両手は、次第にじんわりと温まっていく
「この前の勝負覚えてる？自慢のヌメルゴンが倒されたときなんか、変な声が出ちゃったもん！」
今はもう太陽は沈みきっている。それなのにも関わらず、まるで太陽の下にいるような感覚がした。それくらいネモの笑顔は光っている
「…うん、ありがと。わたしね、ネモと勝負するのすっごく楽しいんだ」
少しだけ溢れている涙を拭き取り、ネモと同じ表情をすれば
「わたしも〜！」
と、まるでヒマワリのような声がわたしに飛びついてきた
ばちん、ばちんと大空に咲き乱れる色とりどりの花火はアネモネのように綺麗…
「ねーえ、さっきの花火みた！？ピカチュウの顔だったよ！」
そう、体格とは想像もつかないほど無邪気な身振りに再び綻ぶ
「あっパモの花火だ、ウインクしてる！」
こちらも夜空に目先を合わせ、花びらが舞い踊る夜空へ集中することにした。
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ももすけ(プロフ) - 民尾さん(スピネルしか勝たん)さん» ありがとうございます！スピネル了解です！ (4月7日 7時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - イツキくん好きのひなさん» コメントありがとうございます！了解です！ (4月7日 7時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
民尾さん(スピネルしか勝たん) - 初コメ失礼します! ももすけ様のこの小説めちゃめちゃ最高です😍👍💕推しのヤンデレトレーナーに愛されるだなんて(^q^)あ、あの!リクエストしてもいいですか?キャラは推しのスピネル様に閉じ込められて愛されるお話をお願いします🙏 (4月7日 1時) (レス) id: a18697d656 (このIDを非表示/違反報告)
イツキくん好きのひな - またイツキくんお願いします！ (4月6日 21時) (レス) id: 3ac03fead7 (このIDを非表示/違反報告)
もか - ももすけさん» ありがとうございます！楽しみにお待ちしております。 (3月24日 15時) (レス) id: a217f7e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももすけ | 作成日時：2024年1月13日 3時
