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『…いいか、そのダルマッカはもう二度と話したりしないし動いたりもしないんだ。それが死ぬってことなんだよ』
ヒヒダルマが優しくそう教えてくれた。
なんだか形容し難い感情が急に襲ってくる。どこか目と鼻先ががつーんと痛くなった
女の子はダルマッカをとても愛おしそうに、されどとても悲しそうに抱きしめている。
ボクはこの時初めて、死について学んだ
*
あれからどのくらい時が経っただろうか。ボクも彼女もすっかり顔の丸みは消え失せ、幾分も身長が伸びた。
部屋を抜け出しあの森へ行けば、いつも彼女がダルマッカの墓のそばに腰を降ろしている。
子供の頃みんなで作った拙いお墓。ダルマッカを埋めた場所の周りには色とりどりの花が咲き乱れており、その中には小さな飴玉やきのみなどが置かれていた
「ねえダルマッカ、わたしね明日ライモンシティにお出かけするんだ。大きな観覧車があるんだよ！」
本来なら誰もいないであろう場所に嬉々として話すAの頬はとても優しく色付いている。
「ダルマッカは高いところ好き？連れて行きたかったなぁ」
決して返ってくることのない返事。けれども彼女はめげずに何度も言葉を紡ぎ、ダルマッカに寂しい思いをさせぬようにと静かに奮闘していた
「あとねあとね…あっＮ！」
やっとこちらに気付いたAは、ボクを見るなり伏されていた上まぶたを開き目を輝かせ始める
哀を滲ませてはいるが頬は優しく火照っている。彼女へ歩めば歩むほど、視界に入り込む日差しが強くなっていった
「ダルマッカは元気かい」
「うん、最近温かい日が続いて嬉しいんだって」
そう、あっけらかんと笑うAのことが不思議で仕方なかった
ボクはポケモンのコトバが分かる。
Aはポケモンのコトバは分からないらしい
なのになぜダルマッカの言っていることが分かるのだろう。言ってしまえば、もうダルマッカは存在していないも当然なのに
「……そうか、それなら良かった」
でも言えない。一度発してしまえば関係が崩れることぐらい簡単に分かった
「ねーえ、今日はどんなお友達を連れてきたの？」
少しモヤモヤとした悩みを抱えていると、Aがお決まりのおねだりをしてきた
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ももすけ(プロフ) - 民尾さん(スピネルしか勝たん)さん» ありがとうございます！スピネル了解です！ (4月7日 7時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - イツキくん好きのひなさん» コメントありがとうございます！了解です！ (4月7日 7時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
民尾さん(スピネルしか勝たん) - 初コメ失礼します! ももすけ様のこの小説めちゃめちゃ最高です😍👍💕推しのヤンデレトレーナーに愛されるだなんて(^q^)あ、あの!リクエストしてもいいですか?キャラは推しのスピネル様に閉じ込められて愛されるお話をお願いします🙏 (4月7日 1時) (レス) id: a18697d656 (このIDを非表示/違反報告)
イツキくん好きのひな - またイツキくんお願いします！ (4月6日 21時) (レス) id: 3ac03fead7 (このIDを非表示/違反報告)
もか - ももすけさん» ありがとうございます！楽しみにお待ちしております。 (3月24日 15時) (レス) id: a217f7e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももすけ | 作成日時：2024年1月13日 3時
