Ｎ ページ37
リクエストありがとうございます！
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
草々が気ままに生い茂る森をトモダチたちと共に駆け回る
優しい木漏れ日は体を温め元気をくれた。
足の裏がこしょぶったいや。なんて言いながらトモダチへ話しかける
「ぷにゃぁん」
「ぎゅるこん！」
チョロネコとゾロアはボクの隣に
ヒヒダルマはボクたちを守るかのように座った
「次はなにをしようか」
「きゅこぉ！ぎゅるが！」
「追いかけっこ？追いかけっこがいいんだね」
「にゃるぱやぁる」
「キミはかくれんぼがいいんだ。そうだなぁそれじゃあ両方しようか」
優しい森の香りはどこまでも続いていそうな幸福感に溢れていた。しばらくゾロアたちとじゃれあっていると、チョロネコがふと森の奥を見つめ始める
「チョロネコ、どうしたの？」
『あそこにだれかいるよ』
そのコトバを信じチョロネコの視線の先を見れば、とても小さな影がこちらへ向かっていた
「…あれは誰？」
『わかんない。でも、あれはニンゲンだ』
『ニンゲン！ほんとにニンゲンなの！？』
耳をピクピク動かしているチョロネコは少し警戒気味にその影を睨みつけた。
うぇぇええん
影が大きくなっていくにつれ、声のような音も大きくなっていく。
ニンゲンだ。それも泣いている
『どうしよう、逃げようよ』
「……待って、あの子、トモダチを抱いている」
段々と影は明るみに晒され、ハッキリと形状を表し始めた
ボクより小さな女の子。顔は髪で隠れているが泣いているのだけは分かった。
そして最も目を引くのは、少女が大切そうに抱いているダルマッカだ。
腕の中でとても大人しくしている。コトバも発していないためただ寝ているだけだろう
「……ね、どうしてキミは泣いているの」
相当泣くのに集中していたようだ。ボクの声に驚きを見せつつも、ありのままを教えてくれた
「ダルマッカが…ダルマッカが動かなくなっちゃった…」
その言葉を聞いた瞬間、ぞくりと背筋が凍るような感覚に陥るも、理由は分からなかった
「えっと、きっと寝ているだけだよ。そうだろ、ゾロア…」
後ろを振り返り確認すれば、ゾロアとチョロネコは目を伏せ、ヒヒダルマは大きくため息をついていた
「…？どうしてそんな辛そうな顔をするの」
『あのね、そのダルマッカは寝ているんじゃないんだ。』
『きみにはまだ分からないかもしれないけれど、しんだんだよ』
しんだ
初めて聞く単語に脳が一瞬固まってしまう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ももすけ(プロフ) - 民尾さん(スピネルしか勝たん)さん» ありがとうございます！スピネル了解です！ (4月7日 7時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - イツキくん好きのひなさん» コメントありがとうございます！了解です！ (4月7日 7時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
民尾さん(スピネルしか勝たん) - 初コメ失礼します! ももすけ様のこの小説めちゃめちゃ最高です😍👍💕推しのヤンデレトレーナーに愛されるだなんて(^q^)あ、あの!リクエストしてもいいですか?キャラは推しのスピネル様に閉じ込められて愛されるお話をお願いします🙏 (4月7日 1時) (レス) id: a18697d656 (このIDを非表示/違反報告)
イツキくん好きのひな - またイツキくんお願いします！ (4月6日 21時) (レス) id: 3ac03fead7 (このIDを非表示/違反報告)
もか - ももすけさん» ありがとうございます！楽しみにお待ちしております。 (3月24日 15時) (レス) id: a217f7e9be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ももすけ | 作成日時：2024年1月13日 3時
