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「そうなんだ、大変そう」
「大変は大変だが…」
どうやらフリードはわたしに旅の話をするためだけに降りてきたようだ。今までの出来事をとても鮮明に話している
「旅、たのしい？」
「楽しいに決まってるさ！あとはそうだな…」
昔よりも少し焼けたように感じる肌に手を当て何やら考え始めた。思い出を再びぶり返そうとしているというより、まず何から話そうか考え込んでいるようだ
「そんなに楽しそうなら何よりだね…あー、そろそろお開きにしない？」
「ん…そうか」
よほど思考していたのだろう、声をかければハッとしたような表情が見て取れる
わたしの太ももに頭を乗せ寝ているボーマンダを優しめに起こす。
これ以上宝物のような話を聞いていたら頭がおかしくなってしまいそうだもの
「なぁ…無駄だとは思うんだが」
立ち上がりぱっぱと草を払っていると、フリードが少し照れくさそうにこちらを見る
「もう一度、旅のお誘いをしてもいいか？」
そっと差し出された手、あのときのように
「えー、今から仲間入りしても歓迎されるかなぁ」
「大丈夫だ、皆良い奴らだからな！」
遠回しに遠慮するも効果はなかった。もういっそのこと吹っ切れてやろうか
「それじゃ、よろしくお願いします」
久しく触るフリードの手のひらは少しかさついており、皮膚も分厚くなっている
「よっしゃ決まりだな！近くに船があるから、そこまでボーマンダと一緒に来てくれ」
「ぎぐるるがぁ！」
やっと自分の翼をお披露目出来る時がきたのか、ボーマンダがとても威勢よく叫んでいる
肩に再びピカチュウを乗せたフリードは、先程よりとても力強く手を引っ張った
「うっ…わ、なに…手ぇ痛い」
「………ははは！これで振られることもないな！」
そう笑いながら手を離し、リザードンに乗って飛び上がった
「はぁー、なにそれ！」
フリードに釣られわたしもボーマンダと共に羽ばたけば、少し強めの突風が頬を押し出してきた
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俺にとって青空は、どこか寂しい色だった。
毎回、Aが悲しげに話を断るんだ。俺には目もくれず空を見上げるもんだから
そこまでAを夢中にさせる大空のことが気に食わなかった。生き物ですらないそれに妬くなんて変なことだろうけれど
Aの顔を見た瞬間、頭に嫌なことが過る
ああきっと夢を叶えられなかったんだ。
もし今弱っている所へつけ込めば
やっとAを連れ出せるかもしれないって
やっと大空からAを奪えるかもって
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ももすけ(プロフ) - 民尾さん(スピネルしか勝たん)さん» ありがとうございます！スピネル了解です！ (4月7日 7時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - イツキくん好きのひなさん» コメントありがとうございます！了解です！ (4月7日 7時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
民尾さん(スピネルしか勝たん) - 初コメ失礼します! ももすけ様のこの小説めちゃめちゃ最高です😍👍💕推しのヤンデレトレーナーに愛されるだなんて(^q^)あ、あの!リクエストしてもいいですか?キャラは推しのスピネル様に閉じ込められて愛されるお話をお願いします🙏 (4月7日 1時) (レス) id: a18697d656 (このIDを非表示/違反報告)
イツキくん好きのひな - またイツキくんお願いします！ (4月6日 21時) (レス) id: 3ac03fead7 (このIDを非表示/違反報告)
もか - ももすけさん» ありがとうございます！楽しみにお待ちしております。 (3月24日 15時) (レス) id: a217f7e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももすけ | 作成日時：2024年1月13日 3時
