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「ボーマンダ、また翼汚れちゃったでしょ。お手入れしてあげる」
花達の香りが辺りを満たすの原っぱの中、とても幸せそうに空を飛び続けているボーマンダへ声をやる
「ぎんぐぎゃぁるる」
少し不満そうに地上へ降りてきたボーマンダを抱きしめ、白い手ぬぐいで目立った汚れを擦れば、カーマインの翼は進化したての頃と大差ないくらい綺麗になった。
「ぎゅばう」
「せっかくの翼なんだから大切にしなきゃ駄目でしょ。君は夢を叶えたんだから、わたしの分まで飛ばなきゃ」
タツベイの頃とは大違いの体を手に入れたボーマンダは、少し尻尾の先でわたしの足をつついたあと再び大空へ駆けていく
「いいなぁ」
共に憧れ続けた青空を走り回るボーマンダ。わたしの一番の相棒なのに、どこか遠い存在のように感じる
仕方ない、わたしが空を飛べるのは夢の中だけだもん。
べったりと芝に寝転がり日光を浴びる。次第に体が温まり、脳と瞼がが優しくとろけるような感覚に陥った。
ぎゅがるぁ
ボーマンダの楽しそうな声が聞こえる
ばぎゅうぅが
…あれはボーマンダの声じゃないな。とりポケモンの声でもない。じゃあ誰の声なんだろう
些細な異変がやけに気になり目を開けると、先程の大空は真っ赤な体によって隠されていた。
「ぎゅばぁ」
どうやら声の持ち主はリザードンのようだった
ん、リザードン……？
「よぉ！元気にしてたか？」
思い出す暇もなくリザードンの背からひょっこりと褐色肌が顔を覗かせる
「フリード」
ゴーグルを着けているため目元は見えないが、あの白髪はどう見たってフリードだ。肩には愛らしい帽子を被ったピカチュウまでいる。
「びっくりした…お久しぶりだね」
ゆっくり下降していくリザードンの姿に少し惚れ惚れしつつトレーナーの方へ視線をやる
宝石のように笑う彼を見るに、いろんな旅を味わってきたのだろうと分かった
「たまたま散歩してたら見つけてよ」
「ぎゅるるるるがばあ！」
異変に気付いたのかボーマンダが空から降りてきた。フリードの姿を見たボーマンダは、とても自慢気に翼を上下に動かしている
「おお、進化したのか！良かったなぁ空飛べて！」
フリードがボーマンダの頭を撫でようとした瞬間、ボーマンダはフンッと大きな鼻息を鳴らして頭を右に降った。
「おお…タツベイの頃とは性格が全く違うな…」
「へへ、体と一緒にプライドまで大きくなったみたい」
わたしの隣にそっと腰をおろしたフリードもまた、永遠とも思えるほどの大空を見上げた
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ももすけ(プロフ) - 民尾さん(スピネルしか勝たん)さん» ありがとうございます！スピネル了解です！ (4月7日 7時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - イツキくん好きのひなさん» コメントありがとうございます！了解です！ (4月7日 7時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
民尾さん(スピネルしか勝たん) - 初コメ失礼します! ももすけ様のこの小説めちゃめちゃ最高です😍👍💕推しのヤンデレトレーナーに愛されるだなんて(^q^)あ、あの!リクエストしてもいいですか?キャラは推しのスピネル様に閉じ込められて愛されるお話をお願いします🙏 (4月7日 1時) (レス) id: a18697d656 (このIDを非表示/違反報告)
イツキくん好きのひな - またイツキくんお願いします！ (4月6日 21時) (レス) id: 3ac03fead7 (このIDを非表示/違反報告)
もか - ももすけさん» ありがとうございます！楽しみにお待ちしております。 (3月24日 15時) (レス) id: a217f7e9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももすけ | 作成日時：2024年1月13日 3時
