【pkmn】ヤンデレトレーナーに愛されてみよう続々 (ページ49)

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おいしいみずで喉を潤し終わった後、パキラ様の跡を追うことにした。だって私はパキラ様の秘書！

「ええ…はい、上手く行っているようです…はい…」

廊下を歩いているとパキラ様の声が個室から聞こえてくる。どうやらまだお取り込み中のようだ

完璧な秘書である私は空気も読める。ここはなにも聞いていないように…

「もうすぐで計画が実行できます。ひとまずカロス発電所の人員を閉じ込めることから…」

え？

どういうこと…？閉じ込めるって？

「莫大なエネルギーを手に入れれば我々の計画は完璧な……」

私は完璧な秘書…だから分かるのこれは相当マズイってこと………！

今すぐにこの場から離れなきゃ、音を立てないように片方の足を動かした瞬間

パキッ………

嫌な汗が首筋を伝う。なんでこんな時に壊れかけの小さな部品があるのっ！

「……どうやら盗み聞きしているコラッタがいるようです。一旦切りますね」

あぁあぁあ！どうしよ〜〜…！！

「どこの誰かと思ったらAさんじゃない。ねぇ貴方どこから話を聞いていたの？答えてくださる？」

ふひ、ふひ、ふひ、声が出な…

「まぁ聞いていなかったとしても消すのだけれど」

「あっ……」

これで、これで私死ぬんだ…ごめんねママ世界一周旅行連れていけなくて…

諦めとも取れるのか覚悟を決めたのか。頭がまっさら

「……でもねぇ、わたし貴方のこと気に入っちゃったの。消すのは勿体無いわぁ」

「Aさん、フレア団に入ったら許してあげる。これまで通りわたしの秘書を出来るのよ悪い話じゃないでしょう？」

カツカツとヒールの音を立てながらこちらへ近づいていて、ゆっくり髪を撫でられた。

「良いお返事期待してるわ。もし不正解だったら……消えるよりも辛いかもしれないわね？」

そう言って私の横を通り部屋を抜けてしまった。

「は、はひゅ……ひゅ…は…」

冷たいのか熱いのか分からない汗がスーツにびっしょり吸い付いてくる

どうすれば………

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わたしね、純情な子大好きよ

だって少し唆すだけでコロコロ着いてくるんだもの

なにも疑わず、己の正義に真っ直ぐ……それって素敵なことじゃない？

きっと、貴方みたいな人がこの世界に溢れていたらもっとマシな世になっていたと思うわ。

だからこそ、どうしても貴方を手放せない

わたしも昔は貴方みたいに順当な正義感を持っていたもの…懐かしい

なんとしてでも、この手に収めてやるんだから。そのままの状態で