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リョウ ページ45

リクエストありがとうございます!

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かさかさと掠れる木の葉の音、緑葉で満たされた風の香りを感じながら茂みをかき分ける。

視線の奥にはピンク色のトゲトゲが特徴的なむしポケモンが、三つ葉をむしゃむしゃと食べていた。

「かぁわいい…!」

ぷっくりと膨らんだお口をもきゅもきゅ動かしながら食べている姿に心打ち抜かれる。くりくりとした黒い目はとてもあどけない

「きみ、お名前なんていうの?」

「もきゅう」

しゃがみながら遠くで話しかける。声に気付いたのかこちらを見た瞬間、ピンク色のむしポケモンは三つ葉を食べるのを辞めた。

「きゅもぁゆ」

「かわいいね…」

ゆっくり小さな足を動かしてこちらへ寄ってくるむしポケモンちゃんを撫でる。きゅもぉ!とご機嫌な声とともに、お目々がゆっくり弧を描き始めた

「どうしよう、図鑑忘れてきちゃった。おなまえ…」

「その子はケムッソだね!」

わっ、と声が思わず漏れてしまった。だって急に声が聞こえてきたんだもん。一瞬むしポケモンちゃんが喋りだしたかと思った

「きゅもお」

再びむしポケモンちゃんに視線を送るも、人間の言葉を話す素振りはない。だとしたら真後ろに人がいるのだろう

「けむっそ…?」

「そうケムッソ!体の色がとってもきれいだよね!」

振り返れば、蛹色のぴょんと一本跳ねた髪の毛が特徴的な男の子だった。こんな草むらの中なのに平然とタンクトップを着ている

「きみ、ケムッソって言うんだ。かわいいねぇ!」

「きゅるる」

むしポケモンちゃん改めてケムッソちゃん。やがて膝に乗ってきたため、優しく角のような所を撫でれば、甲高い鳴き声が喜々として聞こえてきた。

「このこ、ケムッソっていうんだね。じゃあ君のおなまえは?」

「…?え、あっボク!ボクはリョウだよ、ヨロシク!」

話すたび揺れる蛹色のアホ毛がなんとも見ていて楽しい。よく見ると男の子の片手にはわたしが大切にしているむしポケモン図鑑と全く同じ物を持っていた。

「ねぇ、もしかしてリョウくんもむしポケモン好きなの?その図鑑わたしも持ってる!」

「ホント?!うんボクむしポケモンすき!かっこいいしきれい!」

まさかここで趣味が合う人と出会うとは。リョウくんはキラキラと目を輝かせて図鑑の表紙を見せてくれた

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ももすけ(プロフ) - あみゃさん» 😎 (1月26日 22時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
あみゃ(プロフ) - えへへへへへカキツバタかっけぇねえへへへへへへへへへへへ (1月26日 21時) (レス) id: c068fa4c28 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - くろわっさん@ヴァwinkPさん» 良かった〜〜〜✨お話書くのとっても楽しかったです! (1月13日 2時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
くろわっさん@ヴァwinkP(プロフ) - リアルに「ハッッッ!!!!!ガッッッッッ ア゚ッッ」て声出てしまった……すき〜〜〜〜!!!リョウありがとうございます〜〜〜!!! (1月13日 0時) (レス) @page44 id: d4908bd0ed (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - カフェオレさんさん» 喜んでもらえれば何よりです! (1月10日 19時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももすけ | 作成日時:2023年12月13日 1時

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