【pkmn】ヤンデレトレーナーに愛されてみよう続々 (ページ41)

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まだラクライをゲットしていない幼少期のことだった

好奇心で入った裏路地。真っ暗で狭い場所は探検心がくすぐられるのにピッタリだった。

グイグイと進んでいくたびに道は複雑になっていく。

そしてしばらくして完全に迷ってしまった。

わんわん泣いていると、シトロンくんが助けてくれた

ありがとう、と感謝していると、めったに怒らないシトロンが顔を真っ赤っ赤にしながら怒鳴ってきた

わたし以上に目を腫らして、心配したんだよって

一緒に帰るまで、シトロンくんはずっとわたしのために泣いていた

「……ごめん。」

今とはなっては空の彼方だった記憶だが、シトロンくんにとっては深くに根付いた出来事だったのだろう

「ほんと、ごめんね」

あの時のように涙を零しながら訴えてくる

心配したんだよって、とっても怖かったんだよって。

どうやらサウスサイドの送電を終え一度プリズムタワーのエントランスへ戻った時、わたしの姿がなくて探し回ったらしい。迷惑かけてしまったな…

今日の送電は一旦ストップするそう。また明日

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「心配したんだよ！勝手にいなくなって、ずっとぼく探したんだから！」

「ごめ、なさ…ごめ、」

酷く泣いているAを見て少しモヤモヤした

泣きたいのはぼくの方だから。

だって、ずっと一人だったぼくに唯一話を聞いてくれた人なんだよ

『たのしそうにお話してるシトロンくんがすき！』

そう笑ってくれたとき、どれだけ嬉しかったか

だからこそ、どこかに消えてしまいそうで怖くて怖くて

おねがい、一人にするのはやめて

いつかに決めたライモンの遊園地へ行こうって約束

それが叶うまで、絶対にいなくならないでよ………