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「ごちそうさま」
『お粗末様でした』
一欠片も残さず平らげたマツバは、ぷっくりと頬を赤らめてお腹をさすっている。
「ふふ、まだ残りはあるよ。暫くこれが続くなんてね」
『よかったね。大切に食べてよ』
そう若干文句も含めた小言を発せば、マツバがゆっくりこちらを向いた
「食べきった後と食べきる前。どっちが良い?」
正直どっちでもいいよ、と言えば怒るだろうか。彼はあやふやなのが嫌いだから…
『きっと時間掛かるよね。前がいいかな』
「わかった」
きぅ、と私の手のひらを掬ったマツバの手は温もりを宿している。
「おいでよ、ずっとぼくのそばに括り付けてあげる」
少年のような微笑みは薄汚れており、生きている感覚を潰したかのような肌だった。
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ぼくはずっとこの街に居っぱなし
なのに君は旅立ちいろんな世界を見に行く。
いいなぁ、ぼくも新しいものに溢れたところへ行きたい
君だけなんて、絶対許さないからね。
君は言ってくれたでしょ?
ひとりにはさせないって
ぼくはねそんなことすら信じちゃうんだ。
何度も説得して穏便に済ませようとしたのにさ
君はぼくの話をちっとも聞き入れようとしたかった
だから
殺した。
首を絞めている間、もはや諦めすら出ている顔の君はとっても綺麗だったよ!
もったいないから君を食べることにした。
綺麗な飴玉のような目は片方を観賞用として残すことにした。
君の肉は筋が多く脂っこくてお世辞にも美味しいとは言えなかったけれど
君の肉ってだけで幸せだよ。
隣で虚ろに座っている君を見てると、なんだか幼少期を思い出させる。あんまりいい思い出はないけれど
おいで、ぼくとずっとここで暮らそう
魂だけの存在でも大して変わりはない。むしろ扱いやすくてこちらとしては都合が良いんだ。
君の血肉が胃の中で溶けている音を聞く
幸せだね。
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ももすけ(プロフ) - あみゃさん» 😎 (1月26日 22時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
あみゃ(プロフ) - えへへへへへカキツバタかっけぇねえへへへへへへへへへへへ (1月26日 21時) (レス) id: c068fa4c28 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - くろわっさん@ヴァwinkPさん» 良かった〜〜〜✨お話書くのとっても楽しかったです! (1月13日 2時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
くろわっさん@ヴァwinkP(プロフ) - リアルに「ハッッッ!!!!!ガッッッッッ ア゚ッッ」て声出てしまった……すき〜〜〜〜!!!リョウありがとうございます〜〜〜!!! (1月13日 0時) (レス) @page44 id: d4908bd0ed (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - カフェオレさんさん» 喜んでもらえれば何よりです! (1月10日 19時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももすけ | 作成日時:2023年12月13日 1時