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がらがらと部室に続く戸を開けると、いつもの通りのメンツが各々好きなように活動していた

ふむ、先程買っておいた飲み物を飲んでからバトルしに行こうか。いや対戦相手はここで見つけてもいいかも

「どーしよーね?ジャランゴ」

しかしジャランゴはおやつに夢中でわたしの話は耳に入っていなかったようだ…そのおやつ好きだもんね

「おーすキョーダイ」

ジュラルドンに付いていた汚れを拭いていると、のらりくらりとした優しいとは言えない声がこちらに向かってきた

「カキツバタさん…」

うう、あの時の出来事があってからは少しだけカキツバタさんが怖く思えてしまった

何を考えているのか分からない、掴みどころのない恐怖

でもあの笑顔は今でも健在だし、なにかと気にかけてもらっている

「おっ、ジュラルドンも元気そうだねぃ」

カキツバタさんが先程汚れを取ったばかりのジュラルドンの頭を撫で始めた

「じゅららら…!」

やはり自分をゲットした本人が一番好きなのだろう。わたしには向けたこともないような微笑みがジュラルドンから溢れ出す

「ジュラルドン、とってもいい子ですね。」

あまり自己主張はしてこないけれどジャランゴとはかなり上手く付き合っている。控えめに甘えてくる姿がたまらなく愛おしいのだ

「じゃお!じゃららら!!」

ジュラルドンばかり構っていたのか、先程までおやつに夢中だったジャランゴが急に主張し始めた

「あはは、ジャランゴもいい子だよ!」

首元を撫でてやれば青空のような笑顔でその場を去って行った。

「さすがキョーダイ。ドラゴン手懐ける才能あるねぃ」

少し低めの声がじんわりと脳に響いた

「よけりゃ食堂デートでもどうよ」

す、と差し出された手を視界に入れた瞬間

本能が「だめ」と言っている気がした。

なんでかは分からない。でもどうしても取ってはいけない気がした

「あ…あぁ!この前ジュラルドンに覚えさせたい技のマシン作ってませんでした!センタースクエアに行くのでまた今度でお願いします!!」

冷や汗ダラダラなのを隠しつつ穏便に終わらせようとする

そんなの身に覚えがないぞ、とでも言わんばかりにジュラルドンがこちらを見てくるが今回は見逃してもらおう

「あらら、そりゃ残念」

ふぅ、断りを入れれば素直に引いてくれる人で良かった。

「ジャランゴ、おいで」

そこらに寝そべっていたジャランゴを起こし部室を出る

ジュラルドンは少し怪しむ素振りを見せるもわたしのあとへ着いてきてくれた

"→←カキツバタ



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ももすけ(プロフ) - あみゃさん» 😎 (1月26日 22時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
あみゃ(プロフ) - えへへへへへカキツバタかっけぇねえへへへへへへへへへへへ (1月26日 21時) (レス) id: c068fa4c28 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - くろわっさん@ヴァwinkPさん» 良かった〜〜〜✨お話書くのとっても楽しかったです! (1月13日 2時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
くろわっさん@ヴァwinkP(プロフ) - リアルに「ハッッッ!!!!!ガッッッッッ ア゚ッッ」て声出てしまった……すき〜〜〜〜!!!リョウありがとうございます〜〜〜!!! (1月13日 0時) (レス) @page44 id: d4908bd0ed (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - カフェオレさんさん» 喜んでもらえれば何よりです! (1月10日 19時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ももすけ | 作成日時:2023年12月13日 1時

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