【pkmn】ヤンデレトレーナーに愛されてみよう続々 (ページ3)

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カキツバタページ3

初めてブルーベリー学園に足を付けた時

初めて部活に入部した時

初めてわたしのパートナーと出会った時

そんなどれもこれも新鮮な体験は

どんなに美しい宝石よりも

鮮やかに

きらびやかに

眩く、光り輝いていた

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「ふ…少し酔ったかも…」

クラクラとする意識にムチを打ちつけ視線を上げる

あまりにも大きな建物が飛び込んできたため思わず息を飲み込んでしまった。

「いいのかなぁ、ポケモン捕まえたこともないような人が入学しちゃって…」

わたしはこじんまりとした田舎に生まれてきた。

その中でただひたすらに同じ生活を続けるのはどうかと思い、勇気を振り絞ってブルーベリー学園へ入学することにした。

しかしあまりにもふるくさ…いや、ハイカラな物が少ないキタカミではどうもポケモンバトルが盛んではなくって。

なんとかデビューしたい一心で来てしまった。

学校紹介には、今からバトルを始める人でも大歓迎と書かれてあったが…

バトルに力を入れているのならば相当の腕前を持った人もいるだろう。

ああ、でもこの爽やかな風。何もかもが新鮮で…

心臓がうるさいが、それに比例して気分も上がっていく

「それでは最後の部活紹介です！」

かわいい色の女の子が列の先頭でなにかを話し始めた

わたし以外にも入学生はたくさんいたが、みーんなポケモンを連れている。

それに対してわたしは一人ぼっち。入学前に捕まえておけば…

「ここはブルベリーグに参加している生徒同士がお互いを鍛え合う…そのような部活です」

ランニングマシンにパソコンなどなど、わたしを興奮させるには十分すぎるほど設備が整っていた

「この中にブルベリーグへ参加する予定の人はいますか？」

…！

そうだ、わたしはここでバトルを学び一皮剥けたいんだ

ここですら勇気を出さなければ今後うまく行くことはないだろう

頑張れわたし…！

「は、はい…！」

変に声が裏返るも必死に片腕を挙げ主張した。

「おお、それは嬉しいですね！お名前は？」

ピンクの髪の女の子…タロさんが列をゆっくり掻き分けこちらへ向かってくる

「あ、Aで、す！！」

「そうですか〜、楽しみに待ってますね！」

優しく微笑まれ思わず言葉が詰まった。

でも、なんだか達成感がすごい。