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なかなか思い通りにいかずむしゃくしゃして夜歩きに出掛けた。
そよそよと吹く風は私の髪を優しく持ち上げる、ひんやりとした風は私を正気に戻すかのようだった
結局ホウオウへの大きな手掛りは見つけれぬまま。
ベンチに座りぼーっとしていると足首がふかふかとした感覚に見舞われる
確かめてみるとふるふる震えているヒノアラシだった。
ヒノアラシ、野生では滅多に見かけないポケモンだから恐らくトレーナーの子なんだろう。
でも見渡した感じトレーナーらしき人は居ない
まさか、迷子なのか
「きみ、迷子？」
そう問うたら小さく返事が帰ってきた。困ったな、早く帰らなければワタッコに怒られるかもしれない
しかし涙目になっているヒノアラシを放っておくわけにもいかないし、ポケモンセンターにでも送ろう
優しく抱きかかえ落ち着かせるように撫でると、余程怖かったのか安心して眠りについた。
ポケモンセンターに着くと何やらジョーイさんと話し合っている少年の姿が見えた
「ここらへんでヒノアラシ見ませんでしたか？ヒノアラシとはぐれちゃったんです…」
ヒノアラシとはぐれた、恐らくこの子のトレーナーなんだろう
「あの、もしかしてそのヒノアラシってこの子じゃないですか？」
黒い帽子の少年に聞いてみると、濡れた瞳は輝いた。
「！！そ、そうです！この子で間違いありませんっ」
大声で起きたヒノアラシは少年を見るやいなや喜びながら抱きついていった、
「本当にありがとうございます…！」
二人はとても幸せそうに笑い合っている、相当仲がいいのだろう。
なんだかこちらまで嬉しくなる、さっさと私もワタッコに会いに行こう
空は藍色、ちらちらと浮かぶ星はとても美しい
美しさに釘付けになっていると視界の端でやけに目立つ紅葉色の羽のような物が見えた
やがてその羽は小さな道に落ちたため見に行ってみる
「……あ……」
虹色に輝くその羽は紛うことなきホウオウのものだろう
そっと羽を拾い上げ眺める、絵本の挿絵よりも幾億も美しかった。
ふと空を見上げれば見たこともないような美しい鳥ポケモンらしき影が見えた、
「…あれがホウオウ…」
先程の大きな影が目に焼き付いて離れない。
「認められた、のかな」
手に持った羽は鮮やかな光を放ちそよそよと風に吹かれいている。
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ももすけ(プロフ) - ありがとうございます✨この作品の更新止まってるのでお話でき次第投稿させていただきますー！ (8月2日 12時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - あああ好きです！！！！出来たらビクティニとか、トウヤくんとか....！bwのお話を書いてほしいです！！ (8月2日 5時) (レス) @page36 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - リクエストありがとう御座いました！期待に添えられたかはわかりませんが、とても楽しかったです！ (6月25日 19時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ありがとうございます。更新はいつでもお待ちしています。 (6月24日 14時) (レス) id: 4a26903ea0 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - 了解です！ (6月24日 8時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももすけ | 作成日時：2023年4月17日 22時
