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ツツケラの鳴き声で目が覚める、今の私の気分とは真反対の晴れ、憎たらしいぐらい…
身支度を整え自室を出る。向かったリビングにはいつもの家具は無く、いくつものダンボールを運ぶカイリキー達がいた。
家族に連れられ空港へ向かい、飛行機に乗る。どうしてもあの海が忘れられない。
サニーゴと過ごしたあの海。
「楽しかったなぁ…」
ぼんやりと窓から海を眺める
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あれから9年後、会社に長期連休を貰い旅行…いいや、
地元へ帰ってきたのだ。
あのときのように窓から海を眺める。変わらなく海は太陽の光を反射して輝いている。
飛行機を出てすぐにホテルを探しチェックインし、すぐさま荷物を置いて海へ出る。
帰ってきたんだ…アローラの海に、思い出の海に。
砂浜を歩いて桃色のサンゴを探す。私のこと、覚えてるかな、見つかるかな…
サニーゴを探すために色んなところへ回った、島巡りでは昔と変わったところや懐かしいもの、新しい人とも出会えた。でも…
夕日が一日の終わりが近づいてきて来ているのを伝える。昼間よりも人が少なくなったビーチに座る、アローラの海風は私の髪を慰めるように撫でてくれた。
「やっぱ、もう会えないよね…」
立ち上がって名残惜しく夕日を眺める、明日はもう帰らなくては行けない。
諦めてホテルへ向かおうとしたとき
「さぁに」
この声…！声の主の方へ振り向く
「サニーゴ！！」
お互い抱きつく。少しザラザラとした感触、アローラの海風の匂いがする、やっぱり、サニーゴだ…！
また会えた喜びの興奮を抑え、ゆっくりとサニーゴを降ろし、サニーゴの目の前にボールを差し出す。
ガラルに着いてからずっとお小遣いを貯めて買ったこのボール、また会えたときに、もしサニーゴと一緒にガラルへ帰れるようになった時、入れるボール。
「ねぇサニーゴ、私ね、もうポケモンを捕まえてもいい年齢なったんだ。もしよければ、私と一緒に来ない？」
サニーゴは眼の前のダイブボールと私の顔を交互に見る。
そして笑顔のサニーゴはボールへと自分から入っていった。
波のようにゆらゆらと揺れるダイブボールは、ポンッと軽快な音を立てて静まった。
「…出ておいで！サニーゴ！」
「さにぃ！」
これからもよろしくね、サニーゴ。一緒にアローラ以外の海も見に行こうね、サニーゴ
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ももすけ(プロフ) - ありがとうございます✨この作品の更新止まってるのでお話でき次第投稿させていただきますー！ (8月2日 12時) (
レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - あああ好きです！！！！出来たらビクティニとか、トウヤくんとか....！bwのお話を書いてほしいです！！ (8月2日 5時) (レス) @page36 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - リクエストありがとう御座いました！期待に添えられたかはわかりませんが、とても楽しかったです！ (6月25日 19時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ありがとうございます。更新はいつでもお待ちしています。 (6月24日 14時) (レス) id: 4a26903ea0 (このIDを非表示/違反報告)
ももすけ(プロフ) - 了解です！ (6月24日 8時) (レス) id: dfacd091ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももすけ | 作成日時：2023年4月17日 22時
