浅沼さん家の居候【浅沼晋太郎】

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「お待たせいたしました、おかわりのコーヒーです」




「ありがとう」




「あと良かったらこれ食べてください」




「クッキー？え？いいの？」




「はい、いつも本を読まれてるのに時々騒がしいのでご迷惑かけてますよね？一応そのお詫びです…！」





「いえいえ、適度な物音ってとても集中しやすいって言いますし…、

気にしないでください！

クッキー頂きますね？かおるさん」




そういって一口クッキーをかじる斉藤さん



「え？名前…！」



「あ、急にすいません、よくそう呼ばれているのをお見かけしていたので…」



「嬉しいです、お名前覚えていただけて！」




「あはは、僕は斉藤っていいます。

お仕事上空き時間があるのでいい穴場見つけられて嬉しいです」




「斉藤さんですね！

それはなによりです、ぜひいつでも来てください」




「かおるさん見てー！まきさんのパフェめちゃくちゃ可愛いの！」




マキ先輩の特製パフェにはソフトクリームの部分に貼り付けた、たくさんのクッキーとチョコスプレーやらキラキラした飾りやらが載っていて仕上げにイチゴのソースがたくさんかかった映えなパフェだった




商品化してインスタに載せたらバズりそうなんですけど！



後でjkたちに写真送ってもらおっと




「あ、こら、かおるさんお客さんとお話し中だろ？」

と、カウンターからまき先輩




「あ！そっか！ごめん！」




「ふふ、元気でいいですね！青春ですもんね、いいなぁー、なつかしいなぁー！」




「すいません、騒がしくて！みんなとてもいい人たちなので良かったら仲良くしてあげてください！」




「もちろんですよ〜！」




にっこり笑う斉藤さん、ほんとにいい人だなぁ


新しい常連さんは人気声優の斉藤壮馬さんだ

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