親友と名探偵コナンの世界でヤンチャします

見た目少女 ページ31

松田サイド

藍色髪の餓鬼は俺達が自分に向かって走って来ることが分かったのか、そのまま去ろうと走り出す。


しかし、さっきの事故で野次馬が多くて思うように動けず

ガシッ


俺は餓鬼の腕を捕まえた。


松田｢よぉ………その節は世話になったなぁ｣

驚いたような顔で俺の顔をジッと見ると

アキ｢……………誰？｣

＿＿＿＿＿＿＿＿


萩原｢まぁまぁ、拗ねんなって陣平ちゃん！｣

その後合流した、萩原と今は居酒屋で飯を食っている。

確かに、この餓鬼と俺の直接的接点はない……
しかし、ずっと探していた奴に｢誰？｣は心にくる


俺は餓鬼を見た。

砂色のコートに黒シャツ、ズボン
まるで、大人が着るような服は中学生位の餓鬼はしっかりと着こなしていた。

萩原の言う通り、美少女に入る部類だろう

萩原｢俺、驚いちゃった！だって何年前の姿と一切変わってないんだもん!!｣
松田｢それについては俺も同意見だ。どうなってんだ……｣

その姿は萩原が何年も前に言っていた姿と変わりなく、成長を一切していなかった。

アキ｢……何ででしょうね……私も知りたいです。｣

しかし、餓鬼自身も分からなかった。
餓鬼は遠い目で｢ハハ｣と乾いた笑いをこぼす


萩原｢あっ！自己紹介まだだったね！｣

萩原はずっと探していた奴が見つかり上機嫌なのかニコニコしている。

萩原｢俺は萩原 研二ね。｣
松田｢松田 陣平。｣
アキ｢……夕陽 アキです。｣

夕陽はずっとニコッと笑っている

萩原｢本当は色々聞きたい事があるんだけど、時間もないし、1番気になってること聞くね！｣


何故、あの場に居たのか

萩原を抱えてマンションから飛び降りたのは本当か

あの爆弾は誰が解体したのか


確かにこれら全てを聞くには時間が足りない


萩原｢アキちゃん、ってさ今何歳？｣

…………コイツは……

松田｢萩原！てめぇ、聞くこと違ぇだろ!!｣
萩原｢何で!?陣平ちゃんは気にならないの!?｣

気にならないと言ったら嘘になるが、今は違ぇだろ……


アキ｢えっと……22歳です｣

夕陽は少し困った顔をして言った
…………はあ!?

萩原｢嘘ォ！若ーーーい!!｣

明らかに中学生の見た目は成人済みの大人……

アキ｢萩原さん達はいくつ何です？｣
萩原｢俺達は28、同い年〜！｣

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