赤い髪の君と私4

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〜Aside〜

雨が強くなる前にと買い物に来た。傘を強く握り締めないと飛ばされてしまいそうな風で雨も風に乗せて強く降っていた


「えいちゃん編集疲れてそうだったな。今晩はえいちゃんの好きな物にしようかな」

頭の中はえいちゃんでいっぱいで早く帰ろうと思っていた、、

ﾌﾟｰ!!


大きなクラクションの音で驚き振り向くと1台の車が私に突っ込んできた

ゆっくりと宙に浮く私の体と私から離れていく傘。

ﾄﾞﾝｯ!!

人「女の子が引かれたわ！頭から血を流してる！急いで救急車！」


人２「意識はあるか？」


倒れている私に声を掛けているのに体が痛くて動かない


あぁ‥冷たい‥

「ご、、ごめん‥ね‥」


それを一言に私は意識を失った



〜エイジside〜

『う、嘘だろ？俺だよエイジだよ。』



「ごめんなさい。わかりません」


さっき医者は無事だと言っていたのに‥
どうして‥


そ「とにかくもう一度診断してもらおう」


数分後駆けつけた医者がAにいくつかの質問をしていった


医「自分の名前は？」


「わかりません」


医「自分の歳は？」


「わかりません」


医「貴方はどうしてここに運ばれたの？」


「わかりません。気づいたらここにいました」


医「恐らくAさんは記憶障害です。」


聞いたことある言葉だった。


り「前、えいちゃんがかかった奴じゃない？」
※詳細は赤い髪の君と私２の「記憶」を読んで下さい！


つ「あの時は１ヶ月くらいで治ったよな」


医「エイジさんの時と同じようにいつ記憶が戻るかはわかりません。明日かも知れませんし数年後かもしれません」


俺はあの時のことを思い出していた。

自分の事やそら達の事がわからなくて誰を信用したらいいのかこの先どうすればいいのか全てが怖かった


今Aは同じ状況になってるって事だよな。俺はあんなに傷つけたのにあいつは毎日俺を信じて見舞いに来てくれた


それが本当に嬉あった



『絶対に俺がついてるからな』

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