赤司様はたった1人のメイドに甘えます【赤司征十郎】

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Asaid




本当にあなたは誰？




赤司「何を言ってる？

僕は赤司征十郎だ。」




声に出てた？



というか





僕？




『征十郎様…』




本当に誰なのですか…





赤司「A、いい香りがするな。落ち着く。」




『そうですか？

なんだか恥ずかしいです。』




赤司「そうか？俺はそうでもないけど…」





征十郎様らしくなくて調子が狂うわ。




赤司「今日、このまま一緒に寝ないか？」



…え？




『本当にどうしたのですか？

あなたらしくありませんよ。

これ以上よくわからないことおっしゃるなら征様と呼びますよ。』





赤司「征様か…

他の使用人とは違う呼び方なるな。

いいな。そう呼べ。」





あれ？


罰としたつもりがそうでもない感じになってしまったわ…






『征様。』





赤司「どうした？」




『添い寝はさすがにいけません。』





赤司「Aが言うなら今回は見逃そう。」




良かった…




『もう、私は仕事に戻らなければならないんですが…』




赤司「…そうか。

まあ、もう寝るか。

おやすみ、A。」




と言って征様に解放された。




『おやすみなさい。』









はあ…心臓が持ちません。



本当に別人みたい。



でも、明日になれば元の征十郎様に戻ってるかもしれないわ。



…とりあえず、無心になるために掃除しましょ。




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