ノスタルジックレインフォールⅡ【沖田総悟】 (ページ9)

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雨粒⑦ ページ9

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あれから数年。

私は約束通り先生になり、ちゃんと仕事もこなしていた。

今日は新しい先生が来るらしい。

｢は、はじめまして。沖田総悟と言います。いろいろ分からないことがありやすので、教えてくれれば嬉しいです。｣

少し大人びた総悟くんだった。

本当に来てくれたんだ…と感動していたら、坂田先生の爆弾発言。

｢んじゃ、沖田の担当は高杉な。｣

嬉しいけど…忘れてたらどうしよう。

そう思い、｢えーと、高杉美月です。はじめまして。｣と言った。

正直ツラい。

好きな人のこと忘れるわけないのに。

｢はじめまして、よろしくお願いします。｣

『こちらこそ、宜しくね。』

自己紹介をし、校内の案内や仕事について色々教えた。

その間ずっとドキドキしてたけど。

『沖田先生、今日飲みに行かない？』

思い切って誘ってみた。

当たって砕けろだ。

｢お、行きまさァ｣

返ってきたのは思いがけない返事で。

やった。総悟くんと飲み会だ！！

胸を踊らせながら仕事をせっせと終わらせた。

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