らぶみー、義勇さん

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童磨が居なくなって、シンと静まり返る部屋。義勇さんは何も言わずにまだ私を抱き締めたまま。



「あの、義勇さん？」

義勇「........」

「もう離してくれても大丈夫ですよ」



腹部に回された義勇さんの腕をちょん、と指先で突くも反応無し。え、これどうしたらいいの？？？？




義勇「........行かないでくれよ」

「？え？どこに？」

義勇「あの鬼のところへ」

「！い、行きませんよ！いくわけないでしょ！？」




何を言い出すんだ突然。あんな奴の所になんて行かないよ！絶対！！



義勇「........どうにも、お前が他の者に触れられているのは気に食わない」

「、ほ、う？」

義勇「....俺は、お前が好きなのだろうか」

「えっ？！え！？！！」




え、何、義勇さん酔ってる？酒飲んだ？



「義勇さん？？？？？大丈夫ですか？」

義勇「.......大丈夫だ。今日はお前を抱き締めたまま寝ても構わないか」

「ええ、ええ、それはもちろん」



この前も私を抱き締めたまま寝てましたしね！？こちらとしてはご褒美ですよ！！！！




「風呂は？」

義勇「....起きてから入る。」

「え、ちょ、待って」





問い掛けに即座に返答すると私を布団の中へ引き摺り込む。そこまで汗はかいてないけど、さすがにちょっと気になるよ！私の匂い！！



義勇「............Aの匂いがする」

「っ！！！」



ヤッベェ、何この義勇さん！！！私を殺しにかかってない！？



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