らぶみー、義勇さん( 弐 )

拾弐 ページ12

.



帯を緩められてしまえば、それに伴い胸元も緩む。義勇さんは緩んだ胸元の襟を引っ張ると首筋をじっとみてくる



「あのぉ！！何してるんですか！？痕なんて付けられてませんよ！？」





混乱する私の脳内。義勇さん何がしたいの！？さすがに恥ずかしいんだけど！？



「ちょっと！聞いてるんですか！！義勇さ、....っ！？」




ちぅ、と小さな音と首筋に走るピリ、とした痛み。思考回路停止。




義勇「........、」



口を離した義勇さんも何故か唖然。ちょっっっと待てよ。今、痕つけた？？？？





「え....、あの、....え..？」

義勇「........っ、す、すまん。こんな事するつもりじゃ....」




顔を赤くして口元を抑える義勇さんにこっちまで赤くなるし、困惑する。



「え、っと....いえ、全然これは嬉しいんですけど！！義勇さん！！こんな事無意識に他の人にもしてないですよね！？！！」

義勇「！そんな事するはずないだろ....！」




て事は、ヤキモチから起きた事故？？？？やっぱり義勇さん私のこと好きでしょ？？




「........義勇さん、私のこと好きですよね」

義勇「....好きじゃない」

「嘘ですね！？」

義勇「嘘じゃない」

「絶対好きですよ！！！ヤキモチまで妬いて！！！」




この人、本当変なとこで頑固なんだよな。



..

拾参→←拾壱

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す