. ページ8
流星said.
大ちゃんと正門くんに話しかけられへんように、レッスンが終わるとすぐに帰った
大西「ただい、...ま」
男「おー、おかえり」
” おかえり ” と言ったのはお母さんじゃなくて、昨日の男。
大西「なんで、...」
男「いやー、パチンコで発散しちまってよ?」
また、運悪くお父さんはおらへん。
お母さんを見ると、...抵抗したのか、胸ぐらを掴まれたままやった。
大西「お母さん、...!!」
男「おいおい、俺は無視か?」
大西「お母さん離して。」
男「金は?」
大西「とりあえずお母さん離せって。」
少しでも威圧を、と思ってそんな口を叩いたのが今回の間違い。
...こんな男に僕のちっぽけな怒りが効くはずもなかった
男「あ?」
大西「っ、た...」
昨日出来た痣やら傷やらと同じところを殴られるから痛みが増す。
大西母「もう、...やめて」
お母さんが、お金を出す、と言おうとした時
大西父「...おい、お前。誰だ?」
大西「お、父さん...?」
男「あ?誰だテメェ」
大西父「出てけ。今すぐ出てけ」
いつもは怒らないお父さんの鬼のような形相。
僕もお母さんもビビったように、その男にもきいたようだった。
男「...チッ...また来るからな」
男はそう言い残して家を出た。
大西父「...2人とも、大丈夫か?!」
大西「ごめん、...お母さん、守りきれへんだ」
大西父「俺が、もっと早く帰ってたら...」
大西母「十分よ、...ありがとう。」
お母さんの言う通り、十分やった。
あのままお父さんが帰ってこやんかったら、またお金を出していたのかと思うと一気に怖くなった。
...いつまで、この生活が続くんやろう。
痛む体を動かし、不安を抱えたままその日も眠りについた。
252人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
merrr(プロフ) - 大西優菜さん» ありがとうございます!!初めてコメントを貰えてほんとに嬉しいです...これからも応援よろしくお願いします(><) (2018年12月20日 18時) (レス) id: 06954d9d32 (このIDを非表示/違反報告)
大西優菜 - 面白いです!!これからどうなるのか気になります!頑張ってください!! (2018年12月20日 11時) (レス) id: 7bf86e6551 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:merrr | 作成日時:2018年12月14日 22時