11/出会い編：つまんないウソつくね ページ11
それから修達は人気の無い通りの方まで来たがさっきの札束を見ていたのか足が折れたので十万円よこせというチンピラに絡まれAが本気でそいつの足を折り十万円渡して事をおさめた
『すべてがまるくおさまった』
「どこがだ！やりすぎだろ！」
やり遂げた感をだすAに修はやる過ぎだとツッコム
だがAはやり過ぎだとは感じていないらしく
『やりすぎ？そんなはずないでしょ？“全部むこうの言うとおり“にしたんだから。納得しなきゃおかしいじゃんか。日本は物騒だな……次は気をつけよう』
修はAがもう問題行動を起こさないように食べ物を買いに行こうとするAを止め変わりに修が買いに行った
Aが一人になるのを待っていたチンピラに気付かず
『ふーむ…………100枚じゃ足りなかったのか…………？何枚あっても紙は紙だもんなー。でも医者には10枚で足りるという………不思議だ………』
お金に疑問を持っていると誰かがAに声をかけた
「……よぉ嬢ちゃん、オレら金に困ってんだよ。その金オレ達にくれる？」
ニット帽を被り首にはチェーンのネックレス。指に指輪をいくつも着けたおじさんが複数の男を連れて話しかけてきた
『……なんで？これ紙だよ？以外と日本ってビンボーばっかなのか？』
その声にチンピラ達は頭をトントンと叩いてニヤニヤすると
「ジツは親がビョーキで死にかけてんだよ。助けるためちょっとでもカネが欲しいわけ。
それにお金かしてくれたら嬢ちゃんに良いこと教えてあげるよ」
そういうことならあげても良いというAに男達はニヤニヤとしながら手を伸ばして来る
『………でも、もし親の話がウソだったらぶっ飛ばすよ？』
「ホントホントウソじゃねえって！信じてくれよ！」
男がそう言い放つとAの目は黒く染まりズドンという音が路地裏に響いた
その音の元凶はAがチンピラ一人をぶっ飛ばした音であり、そのぶっ飛ばされた男は海老反りで倒れていた
少女の細い腕からそんな力が何処から出てくるのか。一緒にいた男達は顔を真っ青にして硬直していた
それとは裏腹に少女は腕をぐるぐると回しながら一歩ずつ男達の方へと近づいていく
『だからぶっ飛ばすって言ったじゃん………あんたら、つまんないウソつくね』
12/出会い編：日本を教えてよ→←10/出会い編：紙が100枚
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マーマレード(プロフ) - 林檎?さん» ありがとうございます！！受験終わったのでこれから頑張ります！！目指せ！アニメ追い越し！！(まだボーダーに入ってすらない) (2021年3月24日 23時) (
レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード(プロフ) - イチゴさん» コメントありがとうございます！！楽しみに待ってくださってる分更新頑張りますね！これからもっとキャラ達と絡ませていこうと思うので待っててください！ (2021年2月25日 20時) (レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - 遊真成り代わりしかも愛され最高です！！！続きが楽しみです。 (2021年2月25日 9時) (レス) id: 5b2dfbf1b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
