本気...? ページ21
馨華「そんで?用は何」
及川「...さっきは...すみませんでした!」
急に頭を下げてきた
馨華「...え?」
及川「俺っ勘違いしてて...」
勘違い?あぁ、『天才嫌い』のことか
赤葦「謝る位なら警察要らないですよ!」
パシッ
馨華「京治、落ち着きなさい」
赤葦「でも...」
国見「京治兄さん...」
馨華「京治、大丈夫だから」
私は及川君の顔に平手打ちした
及川「っ!?」
馨華「...こんなものより痛いの、私の怪我は一生治らないの、今の様にぱしってやって次の日には治る、そんな怪我じゃないの」
国見「馨華姉さん...」
馨華「私は、怪我した時、凄くショックを受けたの、私の目は、私の頭の傷は一生治らないの、私は自分が憎いの、恨みたいほどに」
及川「っ...」
馨華「だから私は考えたの、視力ガタ落ちした私でも何か出来ないかって、それは」
将来に夢のある子の応援
馨華「子供っぽいし話ずれてるかもって思ってると思うけど、私にはこれしか出来ない、だから今、今回の合宿で何かできることがないかなって思ったの、私は教えるという事が出来る、だから、応援しながら支えるの」
赤葦「姉さん...」
私は及川君の肩を叩いた
馨華「徹君、君は何か大切なものを失ってるよ」
私はそれだけ言って部屋に戻った
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作者名:螢 | 作成日時:2017年2月12日 8時