心の歪み ページ16
赤葦｢何て言われたの？｣
馨華｢...私が何故元ユースなのか...って感じ｣
赤葦｢及川さんのこと投げてくる｣
馨華｢あんたが頭を冷やしなさい｣
赤葦｢姉さん...｣
馨華｢私は...やっぱり元ユースって言われるのが嫌みたいなんだよね｣
駄目だよな...しっかりしなきゃいけないのに...
赤葦｢姉さん昔からそうじゃん､言われたくないことを言われて技で相手気絶させるの｣
私のルーティーン読まれていた←
赤葦｢無理だけは...絶対にしないで...｣
京治は心配してくれているんだ
まじ優男だよなぁ
馨華｢ごめんね､無理しないようにするね？｣
赤葦｢なにかあったら絶対に隠さないで､何でもいいから｣
馨華｢うん､ありがとう｣
赤葦｢俺...自分自身でも周りの目が怖いんだ｣
馨華｢そっか...京治もだからね？｣
赤葦｢...2年なのに副主将って言う目線と...セッターとしての周りの威圧...怖いんだ､どうしても...｣
京治も辛い思いをしている
馨華｢京治も無理しないで､怖いのね､私も怖い｣
赤葦｢え？｣
馨華｢私は高1でユースに入ったでしょ？あの時の女バレの目線が怖かったの､何であいつが､何で私達より出来ない奴がって｣
赤葦｢姉さんは強いのに...｣
馨華｢私は技術面とかでたとえ上手かったとしても心は弱いの､私の心の歪みは酷いものだよ｣
赤葦｢姉さん...｣
馨華｢はい､暗い話はおしまい！そろそろ休憩終わる頃だから頑張ろ！京治！｣
赤葦｢...うん､そうだね｣
私が何暗くなってんの
京治まで暗くなっちゃう
私が明るくしていれば...
そんなこと思ったりする私である
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作者名：螢 | 作成日時：2017年2月12日 8時
