【NARUTO】氷を操る女の子さん (ページ5)

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芸術は爆発だページ5

我愛羅さんに案内してもらった部屋はベランダがついた客間だった。扉をあけてベランダに出ると、里がよく見渡せた

不思議な形の建物が沢山ある
道の作り方も独特だ
空気は少し乾燥している

これが、砂の里なのかー。木の葉とは全然違うな

「！」
何か、背後に違和感があって振り向くと白い蜘蛛がいて、気づくのと同時にAの手首に飛び付いてきた

何だこれ、やばい？

どんなに腕を動かしても振り払えない、得体の知れないものなので切るわけにもいかなかったが、運良く手首に巻いていた額当てに張り付いていた為、布を解き、額当てごと氷漬けにした。

しばらくするとボンッと大きな音を立てて爆発した。氷も布も粉々で、額当ての鉄の部分だけが残っていた

？「へぇ、手応えないのがあったと思えば、こんなガキが防いだとはな」

見上げると白い鳥が間近まで迫ってきていた

「！」

？「ま、お前を爆発させて潜入成功だな」

「砂の忍じゃありませんね？」

？「まぁな。じゃ、さっさと死ね、うん。」

我愛羅「そこまでだ」

？「うん？」

「！
こいつ、妙な爆発物を使います。何人か攻撃されてます。多分、誘導タイプかと」

？「っこのガキ」

我愛羅「わかった。任せろ」

それだけ言うと我愛羅さんは敵の後を追って空中へと行ってしまった

敵の目的は何だろう
物？里？人？

彼に続いて空中に行くことは出来る。彼が砂の上に乗るように、私は氷に乗ればいいのだから。

でも長時間は無理だ。いつも空中の水分を自分から出る冷気で凍らすが、この里は乾燥しているため体内の水分を使うしかない。
人体の半分以上は水分で成り立つ。体内の水分には限りがあり、使えば使うだけ動きは鈍くなるし最悪死ぬことがある。

足手まといになるのは目に見えてる。足場だけなら大丈夫そうだが、今手元にある忍具はいつも持っているのよりずっと少ない。ダメだなこりゃ

ベランダの下の通路で砂の忍達が忙しなく動き回っているのをみて飛び降りた。

「忍具ってどこで手に入りますか？」

忍「たっ、旅人さん？！どうして上から...」

「風影様が刺客と空中で応戦しています。敵は1人とは限りません。里周辺の調査と里の人達の避難をして下さい」

忍「？！！？！」

「落ち着いて、上を見て下さい。風影様が刺客と空中で戦っています。指揮官への報告と私に忍具のある場所を教えて下さい」

忍「は、はいっ！あっ忍具はここから三時の方向の白と黒の建物の1階にあるはずです！」