【NARUTO】氷を操る女の子さん (ページ24)

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情報ページ24

宿に着いた。立派な宿に驚いている3人を横目にヤマトは早めに風呂に入って飯を食おうと言った。とった部屋は２つ。サクラとA、ヤマトとナルトとサイの部屋だ。

ナルトは部屋に入って荷物を置くと走って温泉へ向かった。対して、目的の為に身銭を切ったヤマトのテンションは若干低かった。

ヤマト「さぁ、行くよサイ」
サイ「はい」
ヤマト「ん？荷物は置かないの？」
サイ「そんなに多い訳じゃないので」

　

じゃ、行こうか。そう言って部屋の鍵を閉めた数十秒後ガタリと音がして天井の板が1枚外れた。

「...サイくんのが無い」

音もなく畳に着地したAはナルトとヤマトのカバンを漁り始めた。

ナルトのカバンの中には無駄なものが入っていないごく普通の長期任務の持ち物があった。下忍になりたての頃に不要な物をカバンから引っ張り出しているのをAは見たことがあるため、成長を感じた。
ヤマトのカバンには１つ、興味深い物が入っていた。

「木の葉の暗部の面....」

カカシ先生も元暗部。ふたりが知り合い説は案外当たってるかも。それに道中、ヤマトさんは「カカシさん」って呼んでた！そう考えたがAはすぐに切り替えた。今はそんな事どうでもいいんだから、と。

ヤマトの木遁や面から暗部だと仮定する事にしたAは荷物を元の場所に戻し、屋根裏の元きた道を辿って外に出た。

流石暗部とでも言うべきなのか、面以外に気になるものは見つけられなかった。

暗部だと仮定した今、やはり外からのルートを来て正解だと思った。
暗部は里の優秀な忍の集まり。木の葉の暗部の実力はわからないが慎重に越した事はない。

もし見つかった時の面倒も考えるとAの判断は正しかった。

ましてや暗部となると実力は計り知れない。今のAには戦って勝つ自信も逃げ切る自信も無かった。情報がなさ過ぎるのだ。