言葉の代償 urt ページ23
お前は『何でもする。』と言った。
『私にできることなら何でも。』と。
だから俺は間違ったことなどしていない。
目の前で酸欠になっている此奴の顔を眺める。
此奴の逝き顔でしかイけない俺は相当な変態であることは自覚している。
だが、人間の
誰だって長期間"待て"をくらえば、その分の反動もデカくなるに決まっている。
今回は限界まで付き合ってもらう。
「ほんと…。お前って超可愛いよ。」
囁くように顔を寄せれば、
「もうちょっとだけ
か細い息が部屋中に木霊している。
俺の手が、俺自身が。
此奴の命を繋ぎ留めているのだ。
俺が、俺だけが此奴を生かすことも殺すこともできてしまう。
よくあるような
正にその通り。
じわじわと追い詰めていく感覚が堪らなく快感。
次第に薄れる呼吸の音。
「…あはっ。」
お前が言ったんだ。
私にできることなら
なんでもする、と。
ということは。
俺が犯したこの
勿論。
.
許してくれるんだろ?
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あおい - とてもおもしろい話ばかりでした。再出発の最初の意味が解説でもわかりませんでした、もう少しヒントをくれませんか? (2020年1月7日 15時) (レス) id: 5b3cfe97b0 (このIDを非表示/違反報告)
微風*まふらー(プロフ) - とても好きなお話ばかりで更新が楽しみになります!!少々上から目線ですが、作者様のペースで構いません。ゆっくりでも頑張ってください!! (2020年1月4日 23時) (レス) id: 73e14a1a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫月 彗 | 作成日時:2019年10月12日 11時