甘い蜜【 w r w r d ! 】 (ページ5)

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蜜が5滴ページ5

ピピッピピッ

『ん…ぃま、なんじ…も、あさやぁ…ねむ…』

アラームで目が覚める。懐かしい夢を見てたなぁと、まだ覚めきっていない頭で考える。

此処に来て1年程が経った。初めは場所に慣れず、迷子になったり、あの二人とは犬猿の仲で言い合いをしたりしていたな。と、昔の思い出に思いを馳せながらパジャマから私服に着替え、キッチンへ向かう。

ガチャ

tn｢おはよう。今日は和食にしよって思ってるから味噌汁と卵焼きお願いしてもええか？｣

『おはよ〜。ええよ』

あれから家事ができるのが5人になり、色々とルールが決まった。

今まではご飯は4人、掃除2人、洗濯2人としていたが、今は朝食は2人で1人2日間連続での交代、昼食と夕食は手の込んだ物以外は3人で1人2日間連続での交代、手の込んだ物は全員で。と、決まった。

掃除や洗濯に関しては3人になっただけで他は変わらなかった。

『そや、今日懐かしい夢見てん』

tn｢何見たん｣

『初めて此処に来た夢。シッマが殴って拉致してきた時のん‪』

tn｢え、めっちゃ昔やん。あん時シッマの事金髪褐色野郎って呼んでたんめっちゃおもろかったで‪…ふっ、あかん‪…ふはっ、思い出したら笑けてきた‪、あははっ‪w｣

『え、むっちゃ笑うやん。やば、トントン壊れたんやけど』

鮭を焼きながら爆笑しているトントンに真顔の私。

『ちょっ、笑ってんのはええけど鮭ひっくり返さな焦げてまうで』

tn｢ひひっ、あ、やべっ！！…ひひっ‪w｣

『ぶっ！…ちょ、‪笑うか焦るかどっちかにしてくれへん？‪ばりおもろいねんって、ふっ、あははっ‪w』

笑いの絶えない状況で朝食を作っているとキッチンの扉が勢い良く開き誰かが入ってきた。

バンッ！

｢鮭！？｣

tn,you｢『は？』｣

そこには、パジャマ姿で寝癖だらけのコネシマが枕を抱えて立っていた。

tn｢ぶっ！あははははっ‪w シッマ‪wおまっ、嘘やろっ！ははは‪っ‪w｣

『ちょ、ま、‪w…ふっんふっ、匂いで来たん？』

kn｢お前ら何爆笑してんねん！！匂いで分かるやろ！！｣

私達が爆笑していると騒音と思えるほど大きい声で騒ぎ出すコネシマ。

tn｢犬ですやん‪｣『いぬ、っははっw』

kn｢誰が犬じゃボケェ｣

先程よりも一層うるさくなるコネシマの声。わちゃわちゃと騒いでいると、上から声が聞こえてきた。

｢うるさいねん｣

tn,kn,you｢｢『うわっ！？／なんやｯ！？／！？！』｣｣